e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
毎日のお買い物や献立づくりに役立つ情報が満載です。

食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

野菜類

ハマボウフウ

ハマボウフウ

分類 セリ科ハマボウフウ属
原産地 北海道から南西諸島の海岸部に自生する。
学名 Glehnia littoralis
外国語名 American Silvertop (英)
別名 八百屋防風
由来 根が砂地の深くまで伸び、砂浜の砂が風で飛ぶのを防ぐことから、浜防風となったとする説がある。
歴史背景 かつては全国の海岸の砂浜に自生していたが近年は激減している。栽培された物は高級な野菜として高値で扱われる。根は漢方薬のボウフウ(防風)と同様に発汗、解熱作用をもつ生薬としても用いられる。
時期 3月から5月頃
国内分布 天然物は全国各地。栽培品は埼玉県川口市が有名。他に茨城など。
特徴 海岸の砂地に細いゴボウのような根を地中に伸ばし、地面を這うように葉を広げる。葉はツヤと厚みがあり、縁はギザギザしている。茎は赤紫色で、切ると独特の香りがある。香りと苦味が好まれ、春先の若い芽を食用とする。茎の下端をそろえ、縦に裂け目を入れ、水に放つと「錨」のような形になり「錨防風」としてあしらいに用いられる。
料理名 刺身のつま、あしらい、吸口、天ぷら、おひたし、和え物、付け合わせ
選び方 茎の色が鮮やかな赤緑になっている物が新鮮。
保存方法 乾燥を防ぎ、ポリ袋に入れて野菜室で保存する。
栄養 食物繊維、β-カロテン、ビタミンC、カルシウム、カリウム、亜鉛、銅などを含む。クマリンなどのポリフェノールも含むがいずれも摂食量が少ないので期待はできない。