野菜類
パプリカ
分類 | ナス科トウガラシ属 |
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原産地 | 中南米 |
学名 | Capsicum annuum |
外国語名 | Sweet pepper, bell pepper (英)、Poivron (仏) |
別名 | 甘トウガラシ、おたふくトウガラシ、ピメント、オランダパプリカ |
由来 | ハンガリー語のpaprikaから。 |
歴史背景 | 熱帯アメリカ原産のトウガラシはコロンブスによってヨーロッパに伝わり、さまざまな品種が生まれた。 |
伝来 | 日本へは明治時代に入ってから伝わったが、一般に普及したのは50年代以降。それ以前は青臭さもあって人気がなかったが、くせの少ない品種が作られたこと、食の洋風化が進んでからは健康志向の高まりとともに人気が出た。 |
時期 | 通年出回る。露地の国内産はピーマンと同様に夏である。 |
国内分布 | 熊本、茨城、長野、高知、広島 など。 輸入品は韓国が最も多く、次いでオランダ、ニュージーランド。 |
特徴 | 本来はハンガリーで作られていた赤く平たい辛味のないトウガラシの名称であるが、現在はヨーロッパ系の甘みのある大型のピーマンの総称として用いられている。オランダパプリカあるいはパプリカとよばれスーパーなどでよく出回っている。肉厚でジューシー。大きさは大人の握りこぶしぐらいになる。未熟果の色は緑で完熟するとほとんどが赤、黄、オレンジになる。 |
品種名 | カルフォルニア・ワンダー |
下処理 | 縦半分に切り、ヘタと種を取り除くのが基本。細切りするときは裏側から切るとよい。 |
料理名 | パプリカと鶏肉のみそ炒め、パプリカの肉詰め煮、おひたし、マリネ、パプリカのレモン漬け、ラタトゥイユ、焼きパプリカ、パプリカのサラダ、パプリカの焼きマリネ、フライ、天ぷら、網焼きなど。輪切りにしてピザやピザトーストのトッピングや、みじん切りしてチャーハンに。 |
調理法 | 油と相性がよく、油炒めや揚げ物にするとおいしく、カロテンの吸収も高まる。色と歯ざわりを生かすためには、加熱を短時間にする。 |
選び方 | ヘタの切り口が新しく、皮がつややかで肉厚、全体に張りがあるものが良質。 |
保存方法 | ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する。 |
栄養 | 緑のピーマンと比べてβ-カロテン、ビタミンCが豊富。糖質も多く甘味がある。赤パプリカの赤い色はカプサンチンという赤色色素による。 |