果実類
アセロラ
分類 | キントラノオ科ヒイラギトラノオ属 |
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原産地 | 西インド諸島、熱帯アメリカ |
学名 | Malpighia emarginata DC. |
外国語名 | acerola (西)、barbados cherry, west indian cherry (英) |
別名 | バルバドスザクラ、西インドチェリー |
由来 | アセロラはスペイン語である。スペイン人の開拓者が果実がサクランボに似ていることから「cereza(サクランボ)」と名づけたこと、西インド諸島の島の一つ「バルバドス」から和名をバルバドスザクラとよぶ。英名のバルバドスチェリー、西インドチェリーもこれに由来する。 |
歴史背景 | 原産地では広く利用されていたが、1903年にフロリダ半島に導入され、その後世界に広まった。 |
伝来 | 大正年間に導入されたが、低温に弱いため栽培適地は沖縄や鹿児島などに限定される。国内の主産地は沖縄である。 |
時期 | 輸入品は通年、国内産は初夏から秋 |
国内分布 | ブラジル、ハワイ、フロリダ、西インド諸島、フィリピン、ベトナム、国内では沖縄、鹿児島など |
特徴 | 果実を主に利用する。形は子房の発達した球形で直径2~3cm、重さは3g~10g程度。葉をお茶として用いる。 |
品種名 | 甘味種:マノア、ルビートロピカル、ハワイアンクィーンなど、酸味種:J.H.バーモント、レーボルグ、ジャンボベルメルホなど |
料理名 | 生食、果汁飲料、シャーベット、ジャム |
加工品 | 冷凍果実、果汁飲料、ジャム、アイスクリームやヨーグルトへの果汁添加など |
選び方 | 生鮮果実は鮮度低下が早く流通は産地市場に限定される。多くは冷凍果実を原料として加工利用する。 |
保存方法 | 生食するものは冷蔵。それ以外は冷凍して保存する。 |
栄養 | 甘味種は糖度が10%前後、酸味種は8%以下。ビタミンC含量が非常に高いが、甘味種は酸味種に比べて低い。アントシアニンやケルセチンなどのポリフェノールを多く含む。また、β-カロテンやビタミンEを含み、高い抗酸化能がある。 |