果実類
キンカン
分類 | ミカン科キンカン属 |
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原産地 | 中国、揚子江流域 |
学名 | Fortunella crassifolia Swingle |
外国語名 | large round, kumquat (英)、koumquat (仏)、金橘 (中) |
由来 | 熟した果実の色が金色にみえる柑橘であるから「金柑:キンカン」とよばれる。 |
伝来 | マルキンカンは14世紀頃、ニンポウ(寧波)キンカンは1826年に難破した中国船からもらい受けた菓子のなかにあった種子が由来と言われ、ナガキンカンは江戸時代前期に伝来したとされている。 |
時期 | 11月~4月まで出回るが、出荷量は12月~2月頃が最も多い。 |
国内分布 | 宮崎、鹿児島、熊本 |
特徴 | 果実は小さく、球形または楕円形で濃橙色。果皮に甘味があり、香りもよいので皮ごと食べるのが特徴。果肉は酸味がある。生食のほか砂糖漬け、缶詰にする。 |
品種名 | 寧波(ニンポウ)、長寿、長実、丸実、ぷちまる |
料理名 | 砂糖煮、シロップ煮、マーマレード、きんかん酒 |
調理法 | 生食、煮る |
加工品 | シロップ漬、キンカン漬(キンカンの砂糖漬け) |
選び方 | 皮のしおれが少なく、黄橙色でツヤがあり、ヘタが枯れておらず、香りのあるものがよい。 |
保存方法 | 低温障害を受けやすく、水分損失が大きいので、しなびないように容器のままかポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存する。 |
栄養 | ビタミンCが多い。皮の橙色の色素は、β‐クリプトキサンチンというカロテノイドである。 |