果実類
グミ
分類 | グミ科グミ属 |
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原産地 | 東アジア(日本、中国、朝鮮半島など) |
学名 | Elaeagnus ssp. |
外国語名 | silverberry, oleaster, cherry elaeggnus |
別名 | アサドリ、グイミ、グイビ、ギュミ など |
由来 | 「グミ」は「グイの実」の略称で、グイはとげ(刺)を意味する。 |
歴史背景 | 日本に自生し、16~17種が分布する。果樹ではなく、庭木や庭園樹として利用されてきた。 |
伝来 | 自生する在来種を利用 |
時期 | 初夏から秋 |
国内分布 | 日本各地で利用されるが、果実利用の商業栽培はほとんど無い。 |
特徴 | 楕円形で赤く熟し、サクランボを縦に細く伸ばしたような形をしている。甘酸っぱく、渋みもある。「ナツグミ」は渋みもあるが、完熟すると甘酸っぱく、果実も大きめである。「アキグミ」は、渋みは少ないが、果実が小さい。「ダイオウグミ」は「ナツグミ」の変種で果実が大きく、刺がない。 |
品種名 | ダイオウグミ(ビックリグミ)、千葉グミ王 |
料理名 | 生食、ジャム、リキュール、フルーツソースなど |
調理法 | 塩水に2、3日浸けると渋みが抜ける。 |
加工品 | グミ酒、ジャム、羊羹、茶など |
選び方 | 未熟なものは渋いので、真っ赤になってよく熟しているもの、触ると柔らかで弾力のあるものを選ぶ。 |
保存方法 | 乾燥に弱いのでポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存する。ただし、完熟果は傷みやすく、長くはおけない。ジャムなどに加工するつもりなら冷凍することも可能。 |
栄養 | 赤い色素はトマトと同じリコペン。β-カロテンやビタミンEも多く含む。いずれも抗酸化力が強い。また、果実類としてはタンパク質含有量が多いが、ビタミンCは極めて少ない。カリウムや食物繊維も多い。渋みはタンニンによる。 |