果実類
ダイダイ
分類 | ミカン科ミカン属 |
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原産地 | インド、ヒマラヤ地方とされている |
学名 | Citrus aurantium L. |
外国語名 | sour oange, bitter orange (英)、橙子 (中) |
別名 | シュウトウ、カブス、カイセイトウ、ザダイダイ |
由来 | 初夏に花が咲き、冬に熟して色づく。この果実の色は橙色の語源となった。果実は冬を過ぎても落ちず、くすんだ緑になって2、3年は枝に付いており、熟期には再び橙色になる。同じ木に年を越して3代実を付けていることから「代々」と名づけられた。 |
歴史背景 | インドから中国に渡ったものがダイダイ、ヨーロッパに渡って地中海沿岸で栽培されるようになったものがサワーオレンジ、ビターオレンジなどとよばれる。 |
伝来 | 中国経由で日本に渡来したと考えられるが、時期は不明である。 |
時期 | 熟期は2~3月 |
国内分布 | 熟期は2~3月 |
特徴 | 果実が落ちず代々続くこととかけて、しめ縄や鏡餅などの正月飾りに用いられる。熟した果実の色は鮮やかで橙色とよばれる。強い酸味と苦味があるため生食用とはせず、果汁は柑橘酢やポン酢、果皮はマーマレードなどの加工品に用いられる。果皮には芳香があるためエッセンシャルオイルを抽出することができる。また、乾燥させた果皮は漢方薬としても用いられる。いくつかの種類があり品種の項に示した。 |
品種名 | <種類>シュウトウ(臭橙)、カブス(蚊燻、蚊無須)、カイセイトウ(回青橙)、ザダイダイ(座代々) |
料理名 | ほとんど食用とせず加工に用いられる |
加工品 | 柑橘酢(ダイダイ酢)、ポン酢、マーマレード、エッセンシャルオイルなど |
栄養 | 果汁にはカリウム、ビタミンCが含まれる。果皮には食物繊維が含まれる。 |