果実類
チェリモヤ
分類 | バンレイシ科バンレイシ属 |
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原産地 | アンデス山麓の標高2000m前後の地域 |
学名 | Annona cherimola Mill |
外国語名 | cherimoya, custard apple |
由来 | 標高の高い冷涼な地域で発芽、生育するため「冷たい種子」を意味するケチュア語(アンデス周辺の言語の一つ)のchirimuyaに由来するといわれる。また、ボリビア、ペルー、チリ、エクアドルでは一般に「chirimoya」とよばれる。 |
歴史背景 | 18世紀前半にスペインに伝えられ、その後イタリア、ポルトガル、レバノン、エジプト、キプロス、イスラエルなどに広まった。19世紀後半にカルフォルニアやハワイに導入された。 |
伝来 | 1952年に静岡県に導入されたが経済栽培に至らなかった。1980年にカルフォルニアから輸入され高級果実として売られたことから、1985年以降に和歌山県でハウス栽培が行われるようになった。 |
時期 | 9月から11月。沖縄の冬季栽培は4月から5月。輸入品は11月から6月。 |
国内分布 | 和歌山、静岡、輸入品はカリフォルニア産やチリ産が多い。 |
特徴 | パインアップル、マンゴスチンとともに世界三大美果の一つといわれる。果重は100gから2kg程度まである。果肉は白いクリーム状で甘みと芳香がある。 |
品種名 | ベイズ、ブース、チニイフィー、デリシオーサ、ニルパンボ、ハニースィート など |
料理名 | 生食、シャーベット、ミルクセーキなど |
選び方 | 果皮が黄緑色からやや茶色になり、表面がやや軟らかくなったころが食べ頃。また、果梗部を引っ張ると簡単にはずれる。緑色のものは室温で追熟させる。 |
保存方法 | 室温で追熟させる。熟した後は冷蔵し、できるだけ早く食べる。 |
栄養 | ビタミンC、食物繊維が多い。 |