果実類
パパイア/パパイヤ
分類 | パパイヤ科パパイヤ属 |
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原産地 | 熱帯アメリカ |
学名 | Carica papaya |
外国語名 | papayas (英)、papaye (仏) |
別名 | ちちうり、もくか(木瓜) |
由来 | 葉柄の付け根にまくわうりのような果実が実ることから、木瓜ともいう。 |
歴史背景 | 16世紀にスペインの探検隊が発見し、世界に伝わった。青い実は野菜として、熟した果実は果物として食べる。 |
伝来 | 明治時代に紹介され、蕃瓜樹(ばんかじゅ)、万寿果などと訳された。 |
時期 | 通年あるが、9から10月が旬。 |
国内分布 | フィリピン、米国(ハワイ)からの輸入が多い。国内では沖縄や南九州などで栽培されている。 |
特徴 | 果実は未熟なうちは緑で、熟すと黄色くなる。つぶつぶの黒い種が中央に入っている。沖縄などでは家庭果樹として庭先にあるが、果物としてより青いものの皮をむいて、野菜として料理に使用する。未熟果には、タンパク質分解酵素のパパインが含まれている。 |
品種名 | ソロ、サンライズ |
下処理 | 完熟したものを縦半分に切り、適当な切り目を入れる。 |
料理名 | パパイヤと豚肉のサラダ |
調理法 | 上品な甘味があり、生食がほとんどで、レモンやライムの果汁を絞って食べるとおいしい。サラダ、ピュレにして料理やデザートのソースに。未熟果はせん切りにして炒め物、天ぷらなどに。 |
加工品 | 砂糖漬け、ジュース、ジャム、漬物 |
選び方 | オレンジ色に色づいたもので、ややかためのものを。指で押して手ごたえがある程度になれば食べ頃。 |
保存方法 | 青緑色のものは冷蔵すると熟さなくなる(低温障害)。熟させるには、室温に置く。黄色くなったものは8~10℃くらいで保存。 |
栄養 | β‐カロテン、ビタミンCが比較的多く、完熟果にはβ‐クリプトキサンチンが含まれる。。 |
備考 | ・パパインは、未熟果(緑色果)や幹を傷つけると出る乳液に含まれ、完熟果には見られない。消化剤、肉の軟化剤などとして工業的に利用されている。・一般小売店での販売よりも業務用需要が多い。 |