e食材辞典

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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

果実類

ブルーベリー

ブルーベリー

この食材のレシピ

分類 ツツジ科スノキ属
原産地 北アメリカ
学名 Vaccinium spp.
外国語名 blueberry
別名 ヌマスノキ、アメリカスノキ
由来 ベリー類は普通食用とされる小さな果実をさす。ブルベリーは、その色から名前がついたと考えられるが、スノキ属約20種の総称である。北アメリカでは古くから食用とされてきた。20世紀に入り果樹としての品種改良が進んだ。
歴史背景 ハイブッシュ系、ラビットアイ系、ローブッシュ系に分けられる。ハイブッシュ系はさらに北部系と南部系がある。南部系はフロリダなど暖地で栽培できるように改良されたもの。
伝来 昭和26年頃に導入されたが、栽培が増えてきたのはごく最近である。ハイブッシュ系とラビットアイ系の品種が中心である。
時期 6月下旬~8月
国内分布 長野、群馬、茨城。輸入:アメリカ(5月~10月)、ニュージーランド、チリ(11月~4月)、中国(6月~8月)
特徴 果実は白い粉をおび、熟すと紺色から濃い青紫色になる。果汁が多く、特有の香りがある。アントシアンが眼によいといわれてから。注目されるようになり、一般消費者向けにも販売されるようになった。また、国内での栽培も増えている。果実が大きめのハイブッシュ系は関東以北、果実がやや小さいラビットアイ系は関東以南で主に栽培されている。ローブッシュ系は寒冷地に自生する品種で日本での栽培はほとんどない。
品種名 ハイブッシュ系:ブルークロップ、バークレイ、コリンズ、  ラビットアイ系:ウッダート、ティフブルー、ブライトウエル   ローブッシュ系:チグネク 
料理名 ブルーベリーと生ハムのサラダ、ブルーベリーピザ、ブルーベリーパイ、ブルーベリーマフィン、ブルーベリーとチーズのブルスケッタ、ブルーベリーのサワーケーキ、ブルーベリーのクラフティ
調理法 生食のほか、煮たものをソースにしたり、ジャムに加工してから利用する。
加工品 ジャム、ソース、ワイン、果実酒
選び方 粒のそろった傷のないもので、白い粉があるものを選ぶ。
保存方法 ポリ袋かラップで包装して低温に保存する。ソースやジュースにするなら冷凍保存も可能。
栄養 特徴的な栄養素はない。食物繊維を含む。眼の健康によいといわれる色素「アントシアン」を含んでいる。