果実類
ヤマモモ
分類 | ヤマモモ科ヤマモモ属 |
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原産地 | 日本、中国大陸南部 |
学名 | Myrica rubra Sieb. et Zucc. |
外国語名 | chinese bayberry, wax myrtle (英)、myrica (仏)、楊梅 (中) |
別名 | 山桃、楊梅 |
由来 | 山に生育し、モモ(桃)のような果実をつけることからとする説、山で多くの果実をつけるのでヤマモモ(山百百)に由来するいう説、中国名の揚梅(ヤンメイ)がヤーメイ、ヤーモウ、ヤマモモヘと変化したという説などいくつかの説がある。 |
歴史背景 | 徳島県では阿波藩の時代から保護育成され、飢饉時の代用食にもされていた。高知県では県の花、徳島県では県の木として親しまれている。 |
伝来 | 千葉県より南西の太平洋岸に多く自生する。 |
時期 | 6月から7月 |
国内分布 | 高知、徳島 |
特徴 | 雌雄異株の常緑樹。雌株には熟すと濃い赤紫の果実がなる。通常は直径1.2cm程度であるが、改良品種では3cm程度になるものもある。庭先や裏山に植えられて自家消費、地元市場への出荷がされる程度で栽培は少なく、産地も限られる。年により豊作、凶作の差が大きい。常緑樹のため公園樹や街路樹にも利用されている。 |
品種名 | 中山、亀蔵、広東、瑞光、森口など |
料理名 | 生食、菓子(ケーキ、アイスクリーム)、砂糖煮、果実酒など |
加工品 | 冷凍果実、ジュース、ジャム、ゼリー、缶詰、瓶詰、リキュールなど |
選び方 | 濃い赤紫色で、すれたり、押されたり、傷のついていないものを選ぶ。容器の底に汁がたまっているものは傷ついて果汁が出てしまっているので避けるほうが良い。 |
保存方法 | 軟らかく傷つきやすいので、ていねいに取り扱い冷蔵庫で保存する。この場合野菜室よりも温度の低い冷蔵室の方が望ましいが、日持ちはしないのでできるだけ早く食べるほうが良い。 |
栄養 | 甘味はブドウ糖、果糖、酸味はクエン酸による。ビタミンCは非常に少ない。赤い色のアントシアン色素を多く含み、強い抗酸化作用がある。 |