果実類
ライチー/レイシ
分類 | ムクロジ科レイシ属 |
---|---|
原産地 | 中国南部からインドシナ半島北部 |
学名 | Litchi chinensis Sonnerat |
外国語名 | litchi, lychee (英) |
別名 | 茘枝、ライチ、リーチ(沖縄) |
由来 | 日本語のレイシ、英語のlitchiともに閩南語の茘枝(lai-chi)からきている。 |
歴史背景 | 中国南部では古くから栽培されている。楊貴妃が好み、華南から長安の都まで早馬で運ばせたとの逸話が残っている。 |
伝来 | 沖縄にはかなり早くから導入されていたと考えられる。1659年に薩摩藩が山川郷福元(指宿市)の薬草園に植えたとの記録がある。また、江戸時代末に琉球から渡来したものが江戸で開花、結実したとの記録もある。 |
時期 | 5月~7月(中国)、6月中下旬~7月上旬(沖縄) |
国内分布 | 国内では沖縄、国外では中国南部、台湾。栽培は東南アジア、南アジア、ハワイ、フロリダ、オーストラリアやブラジルなど各地でされている。 |
特徴 | 果実は直径2~3cm程度の球形もしくはタマゴ形。果皮表面は亀の甲羅のように細かく割れて、盛りあがっており、ややざらざらしている。熟すと紅色になる。果肉は半透明の乳白色で甘みと独特の香り、風味があり、中に大きなタネが一つ入っている。 |
品種名 | ベンガル、陳紫(ブリュースター)、桂味(クヮイミィ)、大造(モーリシャス)、ノーマイチー |
料理名 | ゼリー |
調理法 | 生食、菓子 |
加工品 | 乾果、缶詰、ジュース、アイスクリーム |
選び方 | 皮の色が鮮やかで赤っぽいものがよい。緑がかったものは未熟、熟しすぎると黒っぽくなる。皮が裂けているものや、傷があるものは避ける。 |
保存方法 | 室温では皮の色が悪くなるので、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存する。冷凍することも可能。 |
栄養 | ビタミンC、B群が含まれている。また、葉酸が非常に多い。種子は漢方薬としても用いられている。 |
備考 | 代表的品種名を記載したが、古くから栽培されており、中国や台湾から世界各地に様々な品種が導入されている。また、同名異種のものがあったり、同一品種でも産地によって性質が異なったりするので、品種で特徴付けをするのは難しい。 |