果実類
ラズベリー
分類 | バラ科キイチゴ属 |
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原産地 | ヨーロッパ、北米 |
学名 | Rubus spp. |
外国語名 | raspberry (英)、framboise (仏)、Himbeere (独) |
別名 | キイチゴ |
由来 | キイチゴは、木になるイチゴから。 |
歴史背景 | 北半球各地に野生種がある。古代ローマで栽培の記述がある。イギリスでは17世紀から多くの品種が作られ、19世紀中期からは北アメリカでも品種改良がされている。 |
時期 | 6月~7月および9月~10月(二季成り品種) |
国内分布 | アメリカ・カルフォルニアからの輸入が主。国産は北海道、宮城など |
特徴 | キイチゴ類のうち果実が成熟すると集合果がくっつき、花托から離れて中空でキャップ状になる種類を言う。果実の色は赤、黒、黄、白など。狭義にはヨーロッパの野生種エゾキイチゴから改良された「レッドラズベリー」と北アメリカ野生種から改良された「ブラックラズベリー」に区別される。甘酸っぱい果汁をたっぷり含み、皮も種子も実も丸ごと食べられる。 |
品種名 | 日本への導入品種としてはチルコチン、ヌートカ、スキーナの3種。これらはすべて一季成り品種。 |
料理名 | 菓子の飾り、アイスクリーム、ヨーグルト、フルーツサラダ、クレープ、タルト、シリアル |
調理法 | 丸ごと食べられるため、下ごしらえの手間がなく、そのまま調理できる。大変傷みやすい果実なので、使用直前に軽く振り洗いして使う。 |
加工品 | ジャム、フルーツソース |
選び方 | 硬くて肉付きがよく、光沢のある完熟した実を選ぶ。熟しすぎたものやカビが生えているものがあるので注意。 |
保存方法 | 傷みやすい果実なので日光にさらしたり、室温に放置したりすることは避ける。保存は、傷んだ果実を除き、洗わずにラップなどに軽くつつんで冷蔵庫に入れると、おおよそ1週間は保存できる。少量の砂糖を加えておくと長持ちし、変色も防ぐ。冷凍する際も丸のまま砂糖をまぶしておくとよい。 |
栄養 | キイチゴは、ビタミンCが比較的多く含まれ、糖類、クエン酸、リンゴ酸、ビタミンA、B、D、Eも含まれ、ペクチンや鉄分も多い。 |