果実類
リュウガン/龍眼
分類 | ムクロジ科リュウガン属 |
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原産地 | 中国南部からインド及びミャンマー北部 |
学名 | Euphoria longana |
外国語名 | dragon eye, longan |
別名 | ロンガン、リンガン(沖縄) |
由来 | 半透明のゼリー状の果肉の中に黒く大きい種子が入っており、それが龍の目のように見えると例えられたため。日本語は中国名「龍眼」の音読みに由来する。 |
歴史背景 | 楊貴妃が好んで食べたと言われている。 |
伝来 | 1659年に薩摩藩が山川郷福元(指宿市)に植栽したとの記録がある。 |
時期 | 7~8月 |
国内分布 | 国内では南西諸島。中国や台湾、タイなど東南アジア。 |
特徴 | ライチに似るが果実は小さい。果実は丸く直径1~2.5cm程度果皮色は黄褐色から赤褐色。皮は薄くて固いが果肉は半透明のゼリー状で甘く、ジューシーである。種は光沢のある黒色。生食利用が多いが、中国や東南アジアでは乾果(龍眼肉、桂円肉)の需要が大きい。 |
品種名 | 大烏円(ダウユァン)、ダイアモンドリバー、東壁(ドンビ)、福眼(フヤン、福眼)、コハラ、蛇皮(シーピ)、石峡(シーシャ)、烏円(ウーユァン)など |
料理名 | 生食、ジュース、アイスクリーム、スープ(乾果) |
加工品 | 乾果、冷凍果実、缶詰(シロップ漬)、搾汁 |
選び方 | 傷のないきれいなものを選ぶ。 |
保存方法 | 常温で数日持つが、その後は急速に劣化する。 |
栄養 | 果肉にはビタミンB2、ナイアシンなどが含まれる。カリウムや食物繊維も多い。脳機能改善作用のあるコリンを含む。乾燥果実は漢方や薬膳では滋養強壮剤として用いられる。 |