果実
加工品
ココナッツ ナタデココ
原産地 | フィリピン |
---|---|
外国語名 | nata de coco (英語、スペイン語) |
由来 | スペイン語のナタ・デ・ココ(nata de coco)から。ナタは液体表面の皮膜、ココはココナッツを意味する。直訳すると「ココナッツに浮く皮(膜)」となる。 |
歴史背景 | フィリピンのみつ豆のようなデザート「ハロハロ」に用いられており、100年位前からつくられていたと言われる。 |
伝来 | 1970年代後半にフルーツ缶詰に入れられたのが最初とされる。その後、商品化もされたが知名度がなく普及しなかったが、1992年頃に外食チェーンがメニューに取り入れ、フィリピンのデザートとしてマスコミで紹介されて広まったと考えられる。 |
時期 | 通年 |
国内分布 | フィリピン |
特徴 | ココナッツウォーター(ココナッツの実の内部に含まれる水)に砂糖と水、酢酸菌の一種であるナタ菌(アセトバクター・キシリナム)を加えて発酵させ、表面にできる凝固物(皮膜)が15mm程度の厚さになったときサイコロ状に切り出して用いるゲル状の食品。主成分は菌が合成するセルロースで、寒天に近い外観とコリコリした独特の歯ごたえのある食感をもつ。このセルロースは微生物セルロースとよばれ、野菜や果物のセルロースよりもきめの細かい網目構造をしている。 |
加工品 | 缶詰、瓶詰 など |
保存方法 | 缶詰、瓶詰の開封後は冷蔵庫で。 |
栄養 | 成分のほとんどは水。残りが食物繊維。カロリーは低い。食品成分表ではシロップ漬けの数値が示されているため、炭水化物の数値が本来のナタデココより高めになっている。 |