きのこ類
キクラゲ/きくらげ
分類 | キクラゲ科キクラゲ属 |
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学名 | Auricularia auricula |
外国語名 | Jew's Ear Fungus (英)、銀耳, 木耳 (中) |
別名 | ミミタケ |
由来 | クラゲのような食感から。キクラゲと呼ばれているのはキクラゲ科の総称。アラゲキクラゲ、コクロキクラゲなど数種が含まれる。 |
歴史背景 | 木耳(キクラゲ)、白木耳、銀耳(シロキクラゲ)として中国では古くから食用にされてきた。白木耳は不老長寿の薬とされた。 |
伝来 | 中国料理とともに日本に入ってきたと考えられている。 |
国内分布 | 日本での主産地は沖縄、鹿児島などだが、大部分は中国、台湾などからの輸入品。 |
特徴 | 広葉樹の枯れ枝、倒木に群生する、ゼラチン質が豊富な耳の形に似たきのこで、世界中に分布している。コリコリした食感が持ち味。中華料理には欠かせない食材。水でもどしてスープや炒めものなどに使われる。生のものも秋の一時期に出回る。シロキクラゲは半透明でゼリー質。スープの他デザートにも用いられる。 |
品種名 | アラゲキクラゲ、コクロキクラゲ |
下処理 | 乾燥品はきれいに洗ってぬるま湯か水でもどし、やわらかくなったらもみ洗いし、石突の部分を取り除く。 |
料理名 | きくらげ入り肉団子、きくらげと卵の炒め物、きくらげのしょうが炒め、きくらげと蒸し鶏の梅肉和え、きくらげの酢みそ和え、きくらげのおろし和え、きくらげのくるみ和え、きくらげときゅうりの和え物、きくらげとキャベツの酢の物、きくらげと春雨の中華サラダ、きくらげと野菜の卵とじ、きくらげと卵の炒め物、きくらげとうずら卵の炒め物、きくらげと豚ばら肉のピリ辛炒め、きくらげと豚肉の甘酢炒め、きくらげと豚肉のみそ炒め、きくらげと長いもの高菜炒め、きくらげ入り肉団子の甘酢あん、きくらげの中華スープ、きくらげのしぐれ煮 |
調理法 | おもに中国料理でよく使われるが、歯ざわりや彩りの変化を楽しむために、日本料理でも使われる。酢の物、和え物、炒め物、スープなどに。ほとんどが乾燥品として流通しているが、最近は生のものも出回っていて生食ができる。 |
加工品 | 乾燥キクラゲ |
選び方 | 乾燥品は、よく乾燥し、大きくて表面が黒いものがよい。 |
保存方法 | 乾燥品は湿気をあたえないように、密閉容器にに入れて冷暗所へ。 |
備考 | ヨーロッパでは、ユダが死んだ木から生えたので「ユダの耳」とよんでいるが、耳の形に似ていることから名付けられたと考えられている。 |