e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
毎日のお買い物や献立づくりに役立つ情報が満載です。

食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

藻類

もずく/もずく

もずく

この食材のレシピ

分類 モズク科モズク属
原産地 中部以南の太平洋、瀬戸内海、九州、日本海の沿岸及び南西諸島に分布
学名 Nemacystus decipiens
外国語名 Mozuku, nemacystis (英)、海蘊(haiyun;ハイユィン) (中)
別名 もぞく、もぞこ、そくず、すのり(奄美大島)
由来 海中で雲のように浮かぶ様子や細い糸が多数入り乱れた様子から、倭名類聚鈔(934年)では水雲、中国の本草綱目(1598年)では海蘊の文字が当てられており、海雲とも書く。また、ホンダワラに付着して生活するため「藻に付く」からモズクとなったとする説もある。
歴史背景 古くから食べられている藻類の一つである。
時期 糸モズク:基本的には春先が旬であるが、地域によって異なる。オキナワモズク:4~6月。養殖の収穫もこの頃が最も多い。
国内分布 オキナワモズクは、沖縄、鹿児島(奄美大島)等
特徴 糸モズクは、関東や北陸より南の海岸に分布。黄褐色で長さ30~40cmになる。径1mm以下の細い糸状で複雑に枝分かれしている。柔らかく粘りがある海藻である。太モズクには、フトモズク(本州南部の海岸)、オキナワモズク(沖縄、奄美)があり、藻体が太い。最近は、オキナワモズクの養殖が盛んでモズクとして流通することが多い。
品種名 モズク科のモズク、ナガマツモ科のイシモズク、ナガマツモ、クロモ、フトモズク、オキナワモズクがある。
下処理 生もずくは水でさっと洗う。塩蔵品は水で塩抜きしてから用いる。
料理名 もずくの酢の物、もずくスープ、もずくがゆ、もずく雑炊、もずくの吸物
調理法 二杯酢や三杯酢、甘酢で食べるのが一般的である。また、スープの実になる。
加工品 2~3月に若いものを採取し、塩蔵や酢漬けにする。約20%の食塩を加えて貯蔵したものが塩蔵品である。即席スープなども販売されている。
選び方 産地では生のものが売られているが、一般には塩蔵してパックされたものが利用される。生は、磯の香りの強いものがよい。黒褐色でぬめりがあるものがよい。鮮度のよいものは、もどしても弾力がなくならない。指でつまんでみて、つぶれてしまうようなものは避ける。
保存方法 生は保存できないが、塩蔵品は冷蔵庫で比較的長く保存できる。また、使いやすい分量に小分けして冷凍保存もできる。使うときには、必要量だけ冷蔵庫で自然解凍する。
栄養 水分がほとんどで、栄養的な特性はない。食物繊維が多く含まれる。オキナワモズクは、ぬめりが強く、その成分のフコイダンが注目されている。