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日野菜

日野菜

名称 日野菜
都道府県名 滋賀県
区分 野菜類
分類 アブラナ科アブラナ属
学名 Brassica campestris var. akana
生産地 草津市、蒲生郡日野町、東近江市など
収穫地域情報 湖東の日野町で長らく栽培されてきたが、現在は湖南の草津市でもっとも多く栽培されている。また、九州から信越の幅広い地域で栽培されているが、日野菜の原種は、「深山口日野菜原種組合」によって守られており、JAグリーン近江の日野東支店から集出荷している日野菜は、すべてこの原種から生育されている。種を蒔いてから、50〜60日で生育。その間に3回ほど間引いて根部が100円玉か500円玉くらいになるまでゆっくり生育するほどに、赤紫の色合いがきれいに出る。 一時期生産者の高齢化に悩んでいたが、最近は若い生産者が少しずつ増え、漬物加工だけではなく、生で、あるいは焼いたり、天ぷらなど、日野菜の新たな可能性も追求。赤紫と白のコントラストがめでたいとされ、洋風にアレンジされて婚礼料理にも用いられる。JAグリーン近江では、定番の甘酢漬けのほかに、ぬか漬けや日野菜ドレッシングも発売している。
別名 緋の菜、あかな、えびな
由来 発祥地の地名に由来。
歴史背景 文明年間(1469〜1486年)のころ、蒲生家の音羽城付近の爺父渓にある観音堂に当時の領主・蒲生貞秀が参詣した折りに、山林に自生していた葉と根が紅紫色の見慣れない菜を見つけて持ち帰り漬物にした。すると、桜の花のように美しく風味もよかったため、観音堂の僧に命じて菜が自生していた場所を開墾して栽培させた。のちに、この菜を使った漬物を、時の天皇・後柏原帝に献上。すると、「近江なる ひものの里の さくら漬 これぞ小春の しるしならん」と和歌に詠むほど喜ばれた。以後、この菜を「日野菜」と呼び、漬物を「桜漬け」と呼ぶようになったといわれている。
宝歴年間(1751〜1764年)には、日野町の種子商が改良を加えて現在のような根の上部が紅紫色で下の部分が白色、葉は濃い紅紫色の日野菜にして行商。次第に栽培が広がっていった。かつては太く曲がっていたそうだが、長年にわたり改良が加えられ、現在のようにほっそりと美しい姿になった。
現在では、九州から信越の幅広い地域で栽培され、滋賀県発祥の野菜のなかでは全国に広まった有名な野菜だが、やはり日野町でとれる日野菜が、姿や色、そして味もよいといわれている。また、日野菜漬け(桜漬け)は、滋賀県の名物として高い知名度を誇る。
伝来 蒲生郡日野町鎌掛が原産のカブの一種。
時期 10月〜翌1月
特徴 葉は立性でわずかに切れ込みがあり、地上部は晩秋の寒さに当たると濃い紅紫色になる。根部は白く、直径2.5cmほど、長さは25〜40cmと細長い。独特の辛味成分を持ち、おもに漬物に利用される。
料理名 漬物
調理法 丸ごと漬物にする場合と、輪切りに刻んで漬ける場合がある。そのほか、煮る、蒸す、炒める、焼くなど多岐にわたって利用できる。
加工品 桜漬け(切って塩漬け)、えび漬け(丸ごとぬか漬け)、ドレッシング
選び方 根部の上部の赤紫色が鮮やかなもの。葉は瑞々しくシャキッとしているもの。また、ひげ根が少なく、表面が滑らかで、根の下半分まである程度の太さを保っているものがよい。あまり細いものは避ける。
保存方法 基本的にはすぐに塩漬けにするなど漬物にしたほうがよいが、すぐに使わない場合は、葉と根部を切り分け、どちらもぬれた新聞紙でくるみ、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で、できれば立てて保存する。
栄養 葉は、β−カロテン、葉酸、ビタミンC、カルシウムやカリウムが多い。根の赤紫色はアントシアニンによる。また、でんぷんの消化酵素として働くアミラーゼを含んでいる。
問い合わせ先 JAグリーン近江
http://www.jagreenohmi.jas.or.jp

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