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秋穂の車エビ

秋穂の車エビ

名称 秋穂の車エビ
都道府県名 山口県
区分 魚介類
分類 クルマエビ科クルマエビ属
学名 Marsupenaeus japonicus
外国語名 Japanese tiger prawn(英)、Kuruma prawn(英)
生産地 山口市秋穂地区
収獲地域情報 山口市の南部に位置する秋穂は瀬戸内海に面しており、もともと活きのいい天然の車エビが穫れる土地柄であった。現在でも夏場を中心に天然ものの車エビが多く水揚げされるが、秋からは養殖の車エビが多く流通している。昔は塩田業が盛んな地であったのだが、次々に廃止に追い込まれ、残った塩田跡地を利用する形で昭和38年から車エビの養殖が行われるようになったためである。こうした背景もあり、秋穂地区では年間を通して新鮮な車エビが出荷されている。県内では上関など他地区でも活車エビが穫られているが、一般的に県内で車エビといえば、“秋穂の車エビ”のことを指す。
由来 丸まった姿そのものが車輪を思わせるから。または、お腹を丸めたときに、体にある縞模様がちょうど車輪のように見えることから。
歴史背景 秋穂で最初に車エビの養殖が始まったのは、明治42年。まず、時繁菊治郎氏が大海浜条に1440坪の養殖場を設け、次に大正5年には赤崎石崎で小川太作氏が716坪の養殖を始めた。大正9年には村内で八カ所の養殖場があったことが記録されている。ただ、この当時の養殖は完全養殖ではなく、天然の秋穂の車エビを穫ってきては養殖池に入れるというスタイル。高値の時期になったら転売するという目的のもとに行われており、厳密な意味での養殖ではなかった。その後、大正13年には県の水産試験場瀬戸内海分場が三田尻に開設し、車エビやアサリの養殖試験が行われるようになった。こうして県内では徐々に車エビの養殖に力が入れられていったのだが、そんななか、この地で生涯を車エビの研究に捧げた人物が藤田元作氏である。昭和38年にこの藤田氏が世界で初めて車エビ養殖のビジネス化に成功。完全養殖が開始されたことがきっかけとなり、全国に車エビの養殖が広まっていった。こうした経緯から秋穂は“車エビ養殖発祥の地”として知られている。今現在でも秋穂では車エビの養殖が盛んであり、秋穂の車エビはブランドエビとしての地位を確立している。
時期 天然ものは8月〜9月。養殖ものは10月〜翌年2月。特に出荷のピークを迎える12月は冬真っただ中で水温も下がり、身がかなり締まった車エビとなっている。
特徴 体長は30cmを超え、体側に褐色の横縞がある。殻は軟らかく、身は締まっている。ぷりぷりとしていて甘味がある。ゆでるなど火を通すと、赤く変色して、とても美しくなる。
下処理 背わたを包丁できれいに取り、水洗い。冷凍されたものなら、殻を剥いたあとに片栗粉を振りかけ、静かにもんでからもう一度水洗いする。こうすることで、臭みが取れ、色がきれいになる。
料理名 刺身、天ぷら、フライ、塩焼き、白煮など。
調理法 和・洋・中とあらゆる料理法でその味を楽しむことができる。中でも最も基本的なものが天ぷら。揚げることでほどよく身が締まり、強い甘味を感じることができる。炭火で塩焼きにすれば、焼いた香りが強く、甘味が豊かになる。また、ゆでるのもオススメ。身の硬さがほどよく食感が楽しめ、甘味もグンと増す。
加工品 車エビの味噌漬け、エビフライ、シューマイ、コロッケなど。
選び方 体に透明感があり、縞模様が鮮明なもの。内臓が詰まっている頭部が黒くなっているものや背わたが溶けたように滲んでいるものは避けること。
保存方法 活きた車エビは早めに消費すること(仮眠状態のため)。おがくずの中などに入っていたものを購入した場合はそのまま冷蔵庫へ。長期保存したいときは、おがくずを洗い落としてラップなどで包み、冷凍保存すること。
栄養 タンパク質、ビタミンE、タウリン、アスタキサンチン、ナイアシン、β−カロテンなど。殻にはキチンが含まれている。
問い合わせ先 山口県ぶちうまやまぐち推進課
TEL:083-933-3395

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