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岩国赤大根

岩国赤大根

名称 岩国赤大根
都道府県名 山口県
区分 野菜類
分類 アブラナ科ダイコン属
学名 Raphanus sativus var. longipinnatus
外国語名 Radish(英)、Radis(仏)
生産地 岩国市錦見地区
収穫地域情報 岩国市の錦見地区は、清流錦川の流域の微砂質壌土で古くからの野菜の産地であり、新しい品目にも積極的に取り組む地域であった。
栽培情報 ウイルス病に非常に弱いという弱点を持っている。そのため、栽培するうえでアブラムシ防除及び適期播種がポイントとなる。晩播き用の品種なので早播きすると病気が発生する可能性があり、また秋の温度が高いと年内に抽だいすることがある。早播きを避け、播種するのは9月以降に限定している。また、株元に光が当たらないと着色が悪くなるので、本葉5〜6枚ごろまでに特性を現している株を残して株周が30cmになるように間引きしている。
由来 岩国が主産地の赤い大根ということから。
歴史背景 岩国赤大根の来歴には二つの説がある。一つは岩国市錦見の村田安次郎と千村市蔵が自家で栽培していた“聖護院大根”のような白い大根の中から、たまたま紅色の株を発見し、選抜して自家採種を続けてきたという説。もう一つは日清戦争に従軍した岩国市錦見の岩本という軍人が中国から表皮の赤い大根を数種類持ち帰った。その中から系統選抜されたものが昭和10年ごろに現在の形に品種固定されたという説である。昭和30年代までは、錦見地区を中心に5ヘクタール程度の作付けがあり、岩国市内を中心に販売され、その一部は京阪神方面にまで出荷されていたが、同地区の宅地化や連作障害の発生などによって、周辺部の平田、牛野谷、阿品地区に作付けが移動していった。ところが今ではこれらの地域での栽培もなくなり、錦見地区の数戸が栽培を続けているというのが現状である。
時期 収穫は12月からだが、在ほ性(収穫せずにほ場に置いても品質が保てる性質)が高いため、2月ごろまで順次収穫できる。
特徴 最大根径は12cm、根長15cmに肥大したものが最も良いとされ、重さの標準は1.5〜2.5kg。根身は短円筒形で、大きさと形ともに“大丸聖護院”に似ている。鮮紅色の外見をしているが、着色しているのは表皮のみで、内部は白色をしている丸大根である。肉質の締まりがよく、低温に遭うと辛味が減少し、甘味が強くなり、柔らかみが増して独特の味になる。耐寒性が強く、収穫が遅れても品質低下が少ないため、十分肥大したものから順次収穫できるのも特徴。
下処理 煮物として使用する場合は下ゆでをすること。米のとぎ汁か米をそのまま少し入れて水からゆがくと苦みが取れる。皮は2〜3mm程度と少し厚めに剥くと口当たりがよくなる。
料理名 漬物、煮物、汁物、鍋物、炒め物、大根おろし、なます、サラダ、刺身のつま、干し大根、ふろふき大根、おでんなど。
調理法 大根は部位によって味が変わる。葉に近い部分ほど甘味があって辛味が弱く、下に行くほど辛味が強くなる。上部はサラダや炒め物に。真ん中の部分はみずみずしく柔らかい。さらに最も甘味のある部分なので、ふろふき大根やおでんのような煮物に最適である。先端部分はやや固いのでおろしか漬物、和え物、マリネに使える。葉の部分は非常に栄養価が高い。漬物、炒め物やみそ汁の具、または細かく刻んでチャーハンに混ぜると歯触りがよく楽しめる。
選び方 皮にツヤとハリがあるもの。ずっしりとした重みがあるもの。葉付きのものは葉が緑色で活き活きシャキシャキしていてみずみずしいものが新鮮な証である。また、ひげ根の穴は少なめでゆがみがあまりなく均一に並んでいるものがよい。
保存方法 葉付きのものはすぐに葉を切り落とすこと。葉がついたままだと葉が栄養と水分を奪い、味が落ちる場合が多いため。葉を切り落としたあとの根の部分は濡れた新聞紙かラップに包んで冷暗所へ。このとき切り落とした葉を使う場合、すぐにしおれてしまうので、その日のうちに調理すること。また、サラダ用などで大根をいくつかにカットした場合は水によくさらしたあとラップに包んで冷蔵庫の野菜室へ入れること。
栄養 カリウム、カルシウム、ビタミンC、ビタミンE、β−カロテン、イソチオシアネートなど。
問い合わせ先 山口県ぶちうまやまぐち推進課
TEL:083-933-3395

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