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ひえ

ひえ

名称 ひえ
都道府県名 岩手県
区分 穀類
分類 イネ科ヒエ属
学名 Echinochloa esculenta
外国語名 Japanese bamyard millet (英)
生産地 主に花巻市。他に滝沢市、岩泉町、久慈市、二戸市、軽米町など。
収穫地域情報 ひえだけでなくアマランサスやあわ、きび、はとむぎなどの雑穀栽培において、現在、国内最大規模の生産地となっている花巻市は県中央部に位置している。西に奥羽山脈、東には北上高地の山並みが連なる北上平野は肥沃な田園地帯であり、雑穀全般の生育に適した土地となっている。また、県内北部に位置する二戸地域(二戸市、一戸町、軽米町、九戸村)は、北上山系北部に位置する丘陵地帯ということもあり、傾斜地が多く、降水量も少ないうえ、“やませ”の影響により水稲冷害の危険性が高いことから、厳しい気象条件下でも安定した生産量を確保できるひえなどの雑穀類が古くから栽培されている。
栽培情報 国内の生産量の約90%が岩手県で栽培されていて、雑穀生産量日本一を誇る県を象徴する食材となっている。冷涼な気候にも耐え、耐湿性が強いことから、水田への移植栽培が可能でもある。また、2010年度から本格的な栽培が開始された県内産のオリジナルひえ品種に“ねばりっこ”がある。半もち性ひえ品種であるねばりっこは、畑作用、水田用、茎が長い短い……などの3つの特性を持つ種類があり、それぞれ“ねばりっこ1号”“ねばりっこ2号”“ねばりっこ3号”と名付けられている。1号は県北、2号は全県、3号は県南で栽培するのに適しているとされ、2010年度から軽米町では1号が、花巻地方では2号の栽培が始まっているが、このねばりっこは味はよく背が高い親品種を改良して草丈を短くしたものでもある。そのため、水稲用コンバインや田植え機といった既存の農業用機械で作業が可能な点も大きな特徴である。ご飯に混ぜてもよく粘り、冷めても硬くなりにくいなど、食味と加工適性に優れた品種としても注目されている。
歴史背景 冷害にも干ばつにも強い救荒作物のため、かつて米の穫れない寒冷地だった岩手県では、ひえは主食代わりに食べられていた。特に米の品種改良や栽培技術が向上するまではひえやあわが主に栽培されていたという歴史がある。さらに岩手県は馬産地としても知られているが、ひえは、子実を人間が食べ、柔らかい茎葉部は馬の飼料として利用されてきたこともあり、古くから広く栽培されてきている。
時期 9〜10月
特徴 イネ科ヒエ属の1年草である。少しグレーがかった白色と黄色の2種類がある。さっぱりとした味でクセが少ないのが特徴。白米に混ぜて使う以外には、昔は味噌の原料にも利用されていた。
下処理 ぬかやごみを洗い落とし、水分を適度に吸わせること。
調理法 米に混ぜて炊飯する。ハンバーグなどのつなぎにするか、揚げ物の衣代わりにするのもよい。
加工品 五穀ラーメン、五穀冷麺、クッキー、スイーツ、パン、味噌、醤油など。
保存方法 袋を開けたら密閉容器に入れ、湿気を防いで保存する。
栄養 白米と比べてビタミンB群、鉄分などのミネラル、食物繊維、タンパク質が豊富。

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