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徳島県産ミカン

徳島県産ミカン

名称 徳島県産ミカン
都道府県名 徳島県
区分 果実類
分類 ミカン科ミカン属
学名 Citrus unshiu
外国語名 Citrus Unshiu (英)、Satuma Mandarin (英)、Mikan (英)、Mandarine (仏)
生産地 徳島市、小松島市、阿南市、佐那河内村、勝浦町など。
収穫地域情報 県内は温暖多雨の地域と瀬戸内海気候(降水日数は梅雨を除くと比較的少なく年間を通じて天気や湿度が安定している)の一部の地域からなっていて、日照時間も多い。そのため、暖かい気候を好むミカンにとって、最適な栽培環境となっている。特に山あいの勝浦町や佐那河内村で栽培されている貯蔵ミカンは、自然豊かで温暖な気候で生育されている。日中の適度な日照と盆地特有の寒暖差があるため、潮風育ち(海辺育ち)のミカンとは違った味が楽しめる。
栽培情報 平成26年度の段階での県内の果樹の栽培面積は3020ヘクタール。種類別での面積割合をみると、そのうちの約30%をミカンが占めている。県内で栽培されているミカンは極早生や早生ミカンなどの温州ミカンも栽培されているが、市場では徳島県産ミカンは“貯蔵産地の徳島”として知られており、本貯蔵ミカンの十万温州や古田温州などが有名である。貯蔵する理由としては採ってからすぐだと酸度が高いことが理由として挙げられる。高糖度ながら高酸度であり、それを貯蔵したら酸度が下がって、逆に糖度が増して甘くて美味しいミカンになるという仕組みである。貯蔵する際は、ミカン山の斜面に建った貯蔵庫の中で貯蔵することになるが、その貯蔵庫にミカンを並べたあとに貯蔵庫の下とびらを開けて風を下から上に流す。そうするとミカンが少し緩んで腐らないようになるので、そこで扉を閉めて約2ヵ月間貯蔵することになる。貯蔵庫は土壁でできているため、中の温度や湿度が一定になる。それが貯蔵ミカンの美味しさのポイントである。一方で、ハウス栽培のミカンは、温度や水分をコントロールしながら育てられている。10月中旬〜12月にかけてビニールハウスで加温され、純白の花が咲くのは真冬。果実の収穫は4月下旬から開始されている。露地栽培のミカンと比較すると、やや小玉ではあるが、糖度が高く酸味もほどよいミカンが育っている。また、加温して皮が黄色くなったものを収穫するハウスミカンであるが、8月中旬〜9月下旬にかけては、無加温ハウスで栽培され、表皮が緑色のグリーンハウスミカンも生産・出荷されている。見た目からは酸味が高そうだと思われているが、十分な糖度があり、甘いミカンとなっている。最後に露地ミカンである。中心産地となっているJA徳島市では、適地適作に加えマルチ栽培や早生ミカンの越年完熟など流通業界が要望する、付加価値が高いブランド商品づくりの拡大を進めている。共同選果により、品質のばらつきをなくし、均一な商品作りにも取り組んでいる点も見逃せない。もう一つの主産地であるJA東とくしまでも生産者が収穫したミカンを厳しく品質チェックし、共同選果することで品質のばらつきをなくす取り組みをしている。さらに隔年結果の是正、園地整備や樹別枝別摘果推進などによって、糖度と酸味が適度な高品質ミカンの栽培と、1年を通じての出荷(ハウス→露地→貯蔵)に努めている。
由来 貯蔵ミカンとして生産されている品種の一つである“十万温州”は、昭和30年ごろに高知県の十万氏が徳島県にまで苗木を売りに来ていたことから、十万温州と名付けられた。
歴史背景 205年前の江戸時代後期の文政年間に勝浦郡勝浦町(現在の)坂本の宮田辰次翁が紀州からミカンの穂木を持ち帰り、自宅のゆずの樹に接木したことから、県内でのミカン栽培が始まった。以来、明治〜大正にかけて急激な増植が続けられた。さらに昭和に入ると経営的な大栽培体制が整い、本格的な果樹栽培が発展。戦後の昭和24年ごろからは集団的な近代果樹園が造成されるまでになり、現在に至るまで徳島県の農業の中でも重要な地位を占めることとなっている。その中でも県内でハウスミカン栽培が始まったのは昭和40年代後半である。その産地は阿南市、徳島市と佐那河内村、勝浦町と小松島市であるが、この昭和40年代後半に露地栽培の温州ミカンが生産過剰になったことで、価格の大暴落が起こった。そこで価格低迷の打開策として昭和50年に阿南市山口町で3戸、佐那河内村で2戸の生産者がハウス栽培に挑んだのが、その始まりである。その後、生産技術の開発と、きめ細かい販売ルートの開拓により、昭和55年ごろには、出荷量と品質において日本一を誇るまでになっていった。
時期 ハウスものは6月中旬〜9月、露地ものは10月上旬〜12月、貯蔵ものは1月〜4月上旬
特徴 県内ではJA徳島市、JA東とくしま、JAアグリあなんから貯蔵ミカンが出荷されている。貯蔵ミカンは熟成された甘さが際立っているのが最大の特徴。高糖度系品種だけを厳選、十万、青島、古田、大津4号が自然豊かな徳島県東南部の気温差の大きな中山間地域で栽培されている。これらのミカンは12月から翌年1月にかけて収穫される。もともと高騰度系の品種ではあるが、貯蔵されることにより熟成され、さらに甘さに深みが出て、十分な甘みを蓄えることができる。温度や湿度が徹底管理された倉庫で数ヵ月間貯蔵されたあと、糖度と酸度のバランスを見計らってコクのあるほどよい酸味と風味豊かに仕上がった“徳島の貯蔵ミカン”となり、2〜3月を中心に4月ごろまで出荷され、京阪神市場のみならず、京浜市場においても高いシェアを誇るなど、その出荷先は広範囲に渡っている。中でも十万温州は、高糖度系ミカンのなかでも特に糖度と酸の含有量が高く、12月に収穫した後、貯蔵を行い、酸が減少したのを見計らってから2〜3月にかけて出荷している。品種としては尾張系の十万温州は、年によって生産量の差が激しく、生産量が安定しないという特性がある。栽培が難しい品種ではあるが、勝浦町発祥の品種である古田温州とともに勝浦町の名産“勝浦貯蔵ミカン”として全国に出荷されている。また、徳島県産のハウスミカンは、西日本有数の銘柄産地である。その主産地はJAアグリあなん、JA徳島市、JA東とくしまで、主に上野早生と宮川早生が生産されている。上野早生は極早生温州に含まれる品種で果皮に青みが残っていて、酸味はやや強めながら、果肉がジューシーで甘酸っぱい。一方の宮川早生は早生温州の中で最も有名な品種。果皮はほぼオレンジ色で糖度が高く味わい深い風味に優れている。上野早生も宮川早生もともに甘味がたっぷりとしていてほどよい酸味があり、さらにどちらもじょうのう袋が比較的薄いので食べやすい品種となっている。出荷のピークは7月中旬から8月上旬となっており、その出荷市場は県内を筆頭に京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山県、広島県などとなっている。出荷の最盛期がお盆の時期と重なることもあって、お盆の贈答用として重宝されている。最後にJA徳島市とJA東とくしまを中心に栽培されているのが、露地ミカンである。9月下旬から出荷が始まり、極早生温州ミカン→早生温州ミカン→普通温州ミカンと続き4月まで出荷が続くが、9月下旬〜10月下旬にかけては、極早生の日南1号、上野早生などが収穫される。続く10月下旬〜翌年1月中旬までは早生品種の宮川早生、興津早生などが収穫され、最後に普通温州の品種である尾張系、南柑20号、縄手、杉山、片山なとが12月〜翌年1月まで収穫されている。また、高糖度系のミカンとして十万、青島、古田、大津4号があり、12月から翌年1月にかけて収穫されているが、これらは露地ミカンではなく、前述した貯蔵ミカンとして流通する品種である。
調理法 じょうのう袋ごと食べられるので、皮を剥いたらじょうのう袋の背中についている白いワタを取り除いて食べる。じょうのう袋を残す場合は、皮を剥き、房ごとはがして内側の固い部分をナイフなどで切り落とすとじょうのう袋が剥きやすくなる。また、果汁を搾ってジュースやゼリー、ムースやシャーベットにも利用できる。果汁を搾る際に透明なジュースにしたい場合は、じょうのう袋のままぶつ切りにして、さらしなどで包んで搾る。
選び方 表面の色の濃いもの。ヘタの切り口の径が比較的小さめなもの。全体的にパンと張っていて、扁平形か丸っこいもの。皮の表面のブツブツが小さくて果皮がきめ細かいもの。皮が薄く中の実とピッタリと張り付いているようなもの。逆に、皮が固く厚みを感じるものや、中の実との間に隙間ができていてゴワゴワしているようなものは避けること。手にしたときに重みを感じるもの。
保存方法 冷蔵庫に入れるのは食べる直前だけにすること。保存する場合は、涼しくて通気性のある冷暗所で保存すること。箱ごと購入した場合は、一度天地をひっくり返し、つぶれやすい下側に入っていたミカンから順に食べる。
栄養 ビタミンC、クエン酸、カリウム、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、食物繊維などが含まれている。
問い合わせ先 おどる宝島 なっ!とくしま
http://www.pref.tokushima.jp/takarajima/

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