スポーツ・レクリエーション

ヘルシー探偵団

スポーツ・レクリエーション

誰もが気軽に楽しめるレクリエーション感覚のスポーツ。人気の秘密を探った。

 

スポーツ・レクリエーション

自立した生活のできる期間を指す「健康寿命」。“最期まで健康でいたい”というのは多くの人の願い。国も文部科学省にスポーツ振興課を設置するなどして普及につとめ、生涯スポーツ社会の実現を目指している。その中で、健康づくり、元気づくりを目的に誰もが気軽に楽しみながらできる“スポーツ・レクリエーション”が注目されている。

ところで“レクリエーション”と聞いてどんなイメージを抱くだろう?おそらく小学校の課外授業でのキャンプファイヤーといったものであって、スポーツ的なイメージはあまりわかないのではないだろうか。しかし、スポーツとレクリエーションの親和性は非常に高い。1947年の創立以来、レクリエーション運動の普及・振興に尽力してきた公益財団法人日本レクリエーション協会の全国事業・生涯スポーツ推進チームでマネージャーを務める小川眞佐子さんはこう語る。
「確かにレクリエーションというとゲームやダンスなどのプログラムのイメージが強いかもしれません。しかし、時代の変化、社会課題の変化とともに実は役割も少しずつ変化しています。私どもがいま力を入れているのは、体力の低下傾向にある子どもの体力向上を推進する事業、若者のスポーツ参加促進策やニューエルダー(団塊世代を中心とした前後の世代)の元気づくりや体力づくり支援、高齢者の介護予防など、日本が現実に直面している問題への取り組み。それらのことにレクリエーションを通じて、少しでも貢献できるよう、文部科学省より委託を受けた事業などを数多く展開しています。スポーツは、運動が得意な人だけが行う活動ではなく、誰もが生涯にわたって親しみ、楽しむもの。日本レクリエーション協会では、国民のスポーツ実施率を高めるために、スポーツを普段あまりやらない、苦手な人にもレクリエーションとしてのスポーツを気軽に楽しくできる機会や環境を提供し、運動・スポーツを好きになる“きっかけ”づくりを行っています」

現在、同協会には“生涯スポーツ”として楽しめる41のスポーツ種目団体が加盟している。
「文部科学省が行った体力・スポーツに関する世論調査で、スポーツに求めるものの上位にランクされたのは、“健康と体力づくり”“楽しみと気晴らし”“友人と仲間の交流”“家族のふれあい”。ここからわかるように単に個人で体を鍛えるというものだけでなく、多くの人が友人や家族、仲間と楽しみながら体を動かせる場を求めている。誰もが参加できて気軽に運動に親しめる“スポーツ・レクリエーション”は、その要素を満たしています。
また、時代がめぐって、いま人と人とのコミュニケーションの大切さが見直されています。
しかし、実際に会っていろいろな人と知り合ったり、親睦を深めたりする場がない。企業でも運動会や社員旅行を復活させているところが増えてきたという声をよく耳にします。レクリエーションの行われる場を通じて、人と人との出会いを増やしていきたい。そういう意味でも、スポーツ・レクリエーションの必要性は今後さらに高まっていくような気がしています」

現在、協会に加盟するスポーツ団体を見渡すと実に多彩。中には“これもスポーツなの?”と思うものもある。
「年齢性別関係なく、運動が得意な人だけではなく、苦手な人も気軽に参加できて楽しめるのがスポーツ・レクリエーションの目指すところです。車いすの人でもできる“スポーツ吹矢”は、5〜10メートル離れた円形の的に目掛けて矢を放って得点を競い、ゲーム感覚で障がい者の方でも楽しめると人気です。一連の基本動作の中で、腹式と胸式の呼吸法を用いて血行促進や細胞の活性化効果もあるので静かなエクササイズとも言われています。男女混合で取り組め、片手で羽根付きボールが操作できる“インディアカ”は、4枚の大きな羽根がボールのスピードを緩和するため、年齢、性別、体力を問わず、誰でも容易に楽しめます。プラスチックの円盤をキャッチするスポーツで老若男女が楽しめる“フライングディスク”は、現在10種目が国際組織で公認されていて、レクリエーションとして楽しめるものから世界大会が開かれる高度な競技スポーツまであり、大人から子どもまで、自分に合った種目を選択して楽しむことができる生涯スポーツです」

他にも幅広い年齢層に人気がある“ダーツ”や“ビリヤード”も注目されているという。ダーツは、自律神経の強化、集中力、持続力の強化、計算機能の向上に加え、マナーやしつけが身につくなど、青少年の情操教育の一環としても評価が高い。ビリヤードは、青少年から90歳までのスポーツといわれ、現在国内では、高齢者の健康の維持・増進のために有効な運動として認知され始めている。

「ほかにも本当にいろいろありますので、ぜひホームページをチェックしてください。健康な心とカラダをつくるためにも、人と関わりをもち続けるためにも、ずっと付き合える生涯スポーツを見つけることは大切」と小川さん。体は動かしたい。けれど、“そういう場が身近にない”“スポーツは苦手で”と踏み出せないでいる方、まず“スポーツ・レクリエーション”を入口にしてみては?

公益財団法人日本レクリエーション協会
http://www.recreation.or.jp

一般社団法人日本スポーツ吹矢協会

http://www.fukiya.net

一般社団法人日本フライングディスク協会

http://www.jfda.or.jp

一般社団法人日本インディアカ協会

http://www.japan-indiaca.com

公益社団法人日本ダーツ協会

http://www.darts.or.jp

公益社団法人日本ビリヤード協会

http://www.nba.or.jp

その他、種目団体一覧

http://www.recreation.or.jp/link/program_team.php

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2014.05.28 UP