胃というのは、ストレスや過労の影響をとても受けやすい臓器です。心や体にダメージを受けると、胃酸の攻撃から胃の粘膜を守る粘液が十分に供給できなくなり、潰瘍の危険性が高まります。ストレスや過労の原因はできるだけ早く少なくするように心がけて下さい。また、空腹が長時間続くと、胃が直接消化液にさらされる時間が長くなり、胃粘膜の負担が大きくなります。朝食を抜いたり、昼食から夕食までの時間が長すぎる人は要注意。朝食をきちんととり、その後は5〜6時間あけて食事を摂るのが胃に優しい食事時間と言えます。この他、胃の負担を少なくするには、暴飲暴食をやめ、1日3食規則正しく食事を摂る。ゆっくりとよく噛んで食べる。
かたいものや、食物繊維の多いもの、極端に辛かったり味付けの濃いものはできるだけ避ける。などを心がけるのが賢明です。胃を守る栄養素としては、タンパク質はもちろんですが、胃粘膜を活性化させたり、修復する働きのあるビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、そしてビタミンU、などを含む食品を積極的に摂取するとよいでしょう。ちなみに ビタミンUを多く含む食品には キャベツ、レタス、セロリ、青のりなどがあります。コトコト煮込んだロールキャベツなどはいかがでしょうか?
ビタミンB群 | 豚肉、大豆、かつお、まぐろ、さけ、さんま、牛レバー、さば、鶏肉、羊肉 |
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ポリフェノール | ブルーベリー、赤ワイン、いちじく、ココア、緑茶、そば、しょうが、豆腐 |
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ビタミンE | キングサーモン、うなぎ、さんま、かぼちゃ、植物油、アーモンド |
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ビタミンA | 牛レバー、うなぎの蒲焼き、あんこうの肝、豚レバー、鶏レバー、卵黄 |
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ビタミンU | キャベツ、レタス、セロリ、青のり、卵、牛乳、アスパラガス |
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ビタミンC | レモン、オレンジ、赤ピーマン、菜の花、ブロッコリー、柿、キウイ、イチゴ |
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