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元気が出るレシピ
下痢しやすい

Update | 2020/09/23

「急にトイレに行きたくなる」「おなかが痛い…」などのおなかの不調には様々な原因があります。下痢が続くと、脱水症状や栄養失調を引き起こすことも。ここでは、下痢の原因と対処法、そしておなかの調子が悪いときの食事法とおすすめのレシピをご紹介します。

  • 監修:渡辺昭医院院長・日本大学医学部消化器肝臓内科兼任講師 渡辺知明 先生
  • レシピ選定:女子栄養大学 栄養クリニック

急におなかが痛くなるのは…

下痢には、急性のものと慢性のものがあります。発熱症状のない急性の下痢の場合は、主に食べ過ぎや飲みすぎ、体の冷えが原因と考えられます。発熱や嘔吐を伴う急性の下痢(食あたり)は、冬場に流行しやすいノロウイルスを代表とする「ウイルス性胃腸炎」や「細菌性腸炎」などの感染性胃腸炎が疑われます。一方、慢性の下痢の場合、大半を占めるのが「過敏性腸症候群」です。通勤や通学の途中におなかが痛くなって何度もトイレに駆け込むなどがその典型的な例で、ストレスによって症状が増幅します。また、慢性の下痢は「炎症性腸疾患」の可能性もあります。消化管に慢性の炎症が生じ、下痢、血便、腹痛などの症状が続く原因不明の病気で、潰瘍性大腸炎とクローン病の2つが代表的です。

下痢になったら

おなかの不快感や痛みが続くのは辛いですが、その原因によって対処方法が違うので気をつけましょう。暴飲暴食や体の冷えによる下痢の場合、まずは様子を見て、まる1日以上下痢が続く場合には医療機関を受診してください。発熱や嘔吐を伴う感染性胃腸炎による下痢は、体内の毒素を排除しようとする体の防衛反応なので、薬で無理に止めず、脱水対策をすることが基本です。水分が飲めないほど悪化したらすぐに受診すること。また、慢性の下痢の場合は、ストレスが一因と考えられます。ストレスによって、胃腸の働きを調節している自律神経がバランスをくずすと、その不調が脳に伝わり、さらに胃腸が収縮して不調をもたらすという悪循環を生み出してしまいます。まずはストレスの軽減につとめましょう。そのほか、下痢は全身的な病気の一症状の場合もあるので、症状が続く場合や原因がわからないときは、消化器内科の受診をおすすめします。

おなかの調子が悪いときの食事

下痢が続くと、体の水分や栄養分が失われて、脱水症状や栄養失調を引き起こすことがあります。まずは安静にして、回復を早めるために、水分と栄養をしっかり摂ることが大切です。少しずつでよいので何回も水を飲むこと。下痢の回数や量が多いときの水分補給は、スポーツドリンクや経口補水液など、糖分、塩分、ミネラルを含んだものがおすすめです。食事は、やわらかいごはんやうどん、温かいスープ、バナナやりんご、ヨーグルトなど、胃腸への負担が少ないもの、整腸作用が期待できるものをとり入れ、胃腸をなるべく休ませるようにしましょう。また冷たい食べ物をとり過ぎない、アルコールを控えめにするなど自分自身で普段の生活習慣を見直し、予防や症状の改善に努めましょう。

出典:月刊『栄養と料理』「胃と腸の気になる症状」より再編集
レシピ選定:女子栄養大学 栄養クリニック 特別講師 今泉久美

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