鶏胸肉の塩焼き トマトとおろしキュウリの緑酢がけ

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トップシェフのヘルシーレシピ

鶏胸肉の塩焼き トマトとおろしキュウリの緑酢がけ

1人分 156kcal 食塩相当量 0.5g

吉岡英尋 HIDEHIRO YOSHIOKA

家庭でできるプロの味。今回は「鶏胸肉の塩焼き トマトとおろしキュウリの緑酢がけ」。シンプルな和食のオリジナル・レシピです。

パサつきがちな鶏肉を
ふっくらと柔らかく焼き上げる

 毎日の食事は和食がベースというご家庭も多いのではないでしょうか。旬の素材によって四季折々の季節感が楽しめますし、調理でいえば油脂は控えめで身体にいいとされる発酵食品も多く取り入れることができるのでヘルシーです。そんな和食のメニューの幅がさらに広がり、より美味しく作られるオリジナルレシピをご紹介していきます。今回は「鶏胸肉の塩焼き」です。食材は主役の鶏肉に、キュウリとトマトのみ。いたってシンプルですが、たれにひと工夫してみました。
 肉の中でも、脂の少ない鶏胸肉やササミは火入れの仕方ではパサつくことも多い素材です。実際、上手に調理出来ないという声も少なくありません。ヘルシーな食材ですから、献立にはぜひ取り入れたいものです。ではどうしたらしっとりと柔らかく仕上がるか。コツは皮目8割、身2割に火を通すことです。まず、鶏肉は均一に火が入るよう包丁で切り込みを入れて開いておきます。鶏胸肉は一方が幅広くて厚みがあったり、もう一方は幅が狭く薄かったりします。

ここをほぼ平らにすることで、火の入り具合が同じになります。フライパンに油を入れ熱したら、最初に皮目から中火で焼きはじめます。8割程度火が入ったあたりで、ひっくり返して裏側は2割程度火を入れていきましょう。焼く際はあまり鶏肉を動かさないこともポイント。8対2の割合を覚えておけば、失敗も少なく、皮目はパリパリと香ばしく身はしっとりと仕上がります。
 そのままでも十分美味しいのですが、今回は暑い季節にもぴったりの味付けをアレンジしてみました。すりおろしたキュウリをベースに、酢としょう油を加えた緑酢は、いわゆるノンオイルドレッシング。ほどよい水分がありますから鶏肉をしっとりとさせ、なおかつ程よい酸味でさっぱりと味わえます。すりおろして合わせるだけの簡単調理ですが、キュウリ特有の鮮やかな緑色を保てるよう、盛りつける直前に作るといいでしょう。プチトマトの赤とキュウリの緑で彩りの良さも演出できます。鶏胸肉は高たんぱくでアミノ酸、ビタミンA、B2を含む素材なので、夏バテしやすいこの季節にはおすすめです。

材料(2人前)

鶏胸肉の塩焼き トマトとおろしキュウリの緑酢がけ 材料

鶏胸肉

1/2枚(おおよそ120g)

キュウリ

1本

ミニトマト

3個

植物油

小さじ1

大さじ1

しょう油

大さじ1弱
  1. トマトは4等分にくし切り。鶏肉は火が通りやすいように、包丁で切り込みを入れて厚みが均一になるように開き、両面にまんべんなく塩(分量外)をふる。

    鶏胸肉の塩焼き トマトとおろしキュウリの緑酢がけ

    鶏胸肉は厚みに差があるので、あらかじめ包丁で切り込みを入れて厚さを均一にしておくと焼きムラがなくなる。

  2. フライパンに油を熱し、皮目から中火で焼く。香ばしく焼けたら、ひっくり返して裏側も焼く。

    鶏胸肉の塩焼き トマトとおろしキュウリの緑酢がけ

    鶏肉はフライパンで加熱する際、あまり動かさないこと。皮目を8割程度しっかり焼いて、身は2割程度火入れする。

  3. キュウリはすりおろして、キッチンペーパーなどで水気を切る。酢としょう油を加え合わせる。

    鶏胸肉の塩焼き トマトとおろしキュウリの緑酢がけ

    キュウリは円を描くようにすりおろす。目の細かいおろし金がおすすめ。水気を切ってから調味料を加える。

  4. 食べやすい大きさに切り分けた鶏肉にトマトを並べ(3)をかけていただく。

鶏胸肉の塩焼き トマトとおろしキュウリの緑酢がけ

今回はヘルシーでくせの少ない鶏胸肉を使用したオリジナルレシピをご紹介しました。調理のポイントは、いかにしっとりと柔らかく焼き上げるか。鶏胸肉は脂が少ない部位なので、焼き過ぎるとパサつきます。火入れの目安は、皮目が8割、反対側の身は2割のイメージで。この割合を覚えておくといいでしょう。暑い夏でもさっぱりと味わえるように、おろしキュウリの緑酢がけを添えてみました。定番の鶏肉料理もぐっと目新しくなり、美味しさもアップします。

吉岡英尋 HIDEHIRO YOSHIOKA

吉岡英尋 HIDEHIRO YOSHIOKA

吉岡英尋 HIDEHIRO YOSHIOKA

1971年生まれ、東京都出身。料理学校卒業後、東伊豆『つるやホテル』、鎌倉の懐石料理『山洞』、日本料理『蝦夷御殿』、ふぐ料理『山田屋』など、有名店にて修業を積み、永田町『瓢亭』では首相官邸出前料理番を任せられる。2000年、恵比寿に『なすび亭』を開店。現在テレビや雑誌などメディアでも幅広く活躍中。料理教室、小学校給食作り、中学校のクッキングクラブに参加するなど、食を通じての社会貢献にも力を注ぐ。

こなす亭

なすび亭

住│
東京都渋谷区恵比寿南2-13-3
電│
080-4622-0730
営│
18:00〜21:00LO
休│
日曜・祝日
席│
カウンター6席、個室6室

カード│使用可

毎月2回更新

2015.8.10 UP 次回は8月24日更新予定です。

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