メバル/アカメバル、シロメバル、クロメバル
区分:魚介類
特徴
体長は20cm程度、眼が大きく下あごが突き出た受口をしている。また、眼の前縁の涙骨に顕著な2本の棘があり、胸びれ軟条数が15~17本ある。肉は白身で味は淡泊で上品な滋味をもち、身がしまっていて、旬の時期に脂がのるため、日本の標準的な味の魚であるといわれる。体色が異なり、赤茶、黒、白の3型に分けら、同一種であると考えられていたが、それぞれアカメバル、クロメバル、シロメバルというが別種であることがわかった。関東、東北地方ではクロメバル、関西ではアカメバルが多い。アカメバルよりクロメバルのほうが脂がのっていて美味であるが、漁獲量が少ないために価格が高い。
選び方
目が黒くて澄んでいて、体に光沢があり、腹がかたくしまっているもの、全体的にふっくらしているものを選ぶとよい。20cm前後の体長のものが、いちばん味がよい。体が反り返って、ひれが立っているものは鮮度が高い。
保存方法
冷蔵または冷凍
栄養
タンパク質が主成分。脂質にはIPA(EPA)、DHAを含む。カリウムやリンが多い。