e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
毎日のお買い物や献立づくりに役立つ情報が満載です。

食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

魚介類

イガイ/ムール貝

イガイ

この食材のレシピ

分類 イガイ科イガイ属
原産地 イガイは日本在来種。ムラサキイガイは地中海沿岸が原産。
学名 Mytilus coruscus (イガイ)、Mytilus galloprovincialis (ムラサキイガイ)
外国語名 moule (仏)、musse (英)
別名 セトガイ、トウカイフジン(東海婦人)、ニタリガイ、ヒメガイ など 
由来 イガイは「貽貝」から。アサリなどの二枚貝と形や肉色が異なることから「異貝」、「否貝」からとする説もある。ムール貝はフランス語のmouleから。
歴史背景 イガイは古くから日本に存在する在来種。ムラサキイガイは外来種であるが1950年代頃から各地に広まっている。現在はどちらもあわせてムール貝として市販されていることが多い。
伝来 ムラサキイガイは1932年に神戸港で発見され、その後各地に広まっている。
時期 冬から夏が旬とされるが、ほぼ通年見られる。
国内分布 北海道、三陸、宮城や広島など瀬戸内海各地。ボイルした冷凍の輸入品もある。
特徴 二枚貝で成長すると殻長12から15cm、殻幅6cm程度になる。表面は黒または黒褐色で鈍い光沢があり、殻頂は鋭くとがっている。イガイとムール貝(ムラサキイガイ)は外観がよく似ていることから、市場ではあわせて「ムール貝」とよばれて市販されている。貝の可食部分の色は生育環境により異なり、濃いオレンジ色からベージュ色など様々になる。貝毒(加熱しても分解しない)が含まれる可能性があるので、産地が明らかなものを入手する。
料理名 酒蒸し、イガイ飯 など
選び方 持つと重さがあり、さわると殻が硬く閉じるものがよい。貝毒の危険性があるため、海水検査を定期的に行い、しっかりと管理されているところで獲れたものが安全。このため産地表示がはっきりものを選ぶ。個人で岸壁などに付着しているものを採取して食べることはしない方がよい。
保存方法 冷蔵または冷凍。
栄養 主成分はタンパク質。ビタミンB12が豊富。アサリと同様に鉄が多い。また、ロイシン、リジン、グルタミン酸などのアミノ酸を豊富に含む。
備考 写真は加熱したムール貝。