e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

魚介類

タニシ/マルタニシ

タニシ

分類 タニシ科 マルタニシ属
原産地 日本各地の田、ため池、水路などに生息。
学名 Cipangopaludina chinensis laeta (マルタニシ)
外国語名 river snails (英)
別名 タツブ、タツボ、ツブ
由来 田にすむ貝類の代表として「田主」が転訛して「タニシ」となったとする説と裸足で田んぼに入った場合に足の裏が痛い原因となる田の中の石「タノイシ」が転訛したとする説がある。
歴史背景 古くから各地の山間部ではタンパク源として食用とされてきた。近年は農薬や水路の整備により激減している。
時期
国内分布 滋賀
特徴 日本各地の田、ため池、水路などに生息する淡水貝。日本にはマルタニシ、オオタニシ、ナガタニシ、ヒメタニシの4種が生息する。これらのうち、ヒメタニシ以外の3種が主に食用とされ、マルタニシの味が最も良いといわれている。ナガタニシは琵琶湖の固有種である。近年は農薬や水路整備の影響で激減し、ほとんど市販されていない。泥抜きをすると臭みが少なくなり、強いうま味がある。貝殻は石のように硬く、割って取り出すことは難しい。
下処理 きれいな水の中に一定期間置いて泥抜きをする。
料理名 みそ汁、煮物(みそ煮、いり煮)、酢みそ和え、貝焼き  など
加工品 佃煮、みそ煮
選び方 殻付の物は生きているものが原則。
保存方法 冷蔵または冷凍。
栄養 タンパク質が主成分。カルシウム、鉄,銅、ビタミンB12が多い。タウリン、ベタインを含む。
備考 ジャンボタニシとよばれているものは、別種のスクミリンゴガイ(リンゴガイ科リンゴガイ属)で、タニシ科ではない。雑食性の淡水巻貝で養殖目的で海外から導入されたものが野生化しており、要注意外来生物に指定されている。