e食材辞典

700以上の食材を収録!
新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
毎日のお買い物や献立づくりに役立つ情報が満載です。

食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

魚介類

ホヤ/マボヤ

ホヤ

分類 マボヤ科マボヤ属
原産地 全国に生息
学名 Halocynthia roretzi (von Drasche)
外国語名 common sea squirt
由来 炎のように赤い色をしているから「火焼け(ホヤ)」に由来する説や岩に付着し動かない姿が、ヤドリギが根を張る姿に似ていることから、ヤドリギの古名の「ほや(寄生)」に由来する説がある。
歴史背景 三陸地方などで細々と食べられていた。宮城県では1920年代に養殖が始まり、岩手県などに広まった。20世紀の終わりから全国的に流通するようになり、最近では加工品をはじめ、徐々に認知度が高まってきた。
伝来 三陸地方で古くから食用とされていた。
時期 5月~8月
国内分布 青森、岩手、宮城など
特徴 食用にされるホヤのほとんどはマボヤ。色は鮮橙赤色で、被嚢とよばれる丈夫な皮をむき、筋肉や内臓を食用にする。その形から「海のパイナップル」ともよばれる。特有な香りがあり好き嫌いがはっきりするが、慣れるとやみつきになるといわれる。活けと皮をむいて海水と袋に詰めたものが市販されている。東北地方の太平洋側で養殖されている。
下処理 根の部分と先端の突起を落とし、なかの海水をボウルに取る。皮を剥き、黒い部分やワタを取り出して捨て、薄切りにする。入っていた塩水に浸けながら食べるとおいしい。
料理名 刺身、酢の物、塩辛、吸い物、ゆで物など
加工品 干物、塩辛、燻製、冷凍品など
選び方 外皮の硬いものが新鮮。やわらかくなっているものや体内の水がにごっているものは、古くなっているので避ける。
保存方法 死ぬとアンモニア臭が強くなるので、できるだけその日のうちに食べ切る。
栄養 主成分はタンパク質。カリウム、リン、鉄、亜鉛、ビタミンB12、Eなどを含む。