e食材辞典

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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

菓子類

ちまき

ちまき

外国語名 Chimaki (英)、粽子 (中)
由来 「粽」の漢字は「アシ(葦)」の葉で米を包む意があるとされている。日本では「チガヤ(茅)」の葉で巻いたことから「茅巻き(ちまき)」と呼ばれるようになったとされる。
歴史背景 公家や武家の社会では古くから端午の節句の魔除けとして食されてきたが、民衆にまで広まったのは江戸時代になってからといわれる。
伝来 中国から伝わったが、時期は不明である。神功皇后が三韓征伐の時持ち帰ったとも言われる。また、仁徳天皇の時代にちまきが宮中に献じられたと言う話や伊勢物語や古今和歌集などに記述があることなどからかなり古くからあったと考えられる。
特徴 もち米やうるち米、米粉などで作った餅やもち米を三角形にし、ササ、マコモ、チガヤなどの葉で巻いて、葉ごと蒸したりゆでたりして作る。殺菌効果のある葉や灰汁を用い、保存食でもあった。もともとはチガヤで巻いたことから「ちまき」と称されるようになった。現在の和菓子としての「ちまき」は餅の代わりに葛を用いるものが多い。端午の節句(5月5日)に魔除けとして供え、食する。また、新潟の三角ちまきや灰汁笹巻き、九州のあくまきのように保存性のある菓子として作られている物もある。
保存方法 冷蔵すると固くなるので、常温で保存し、早めに食べる。長期保存は冷凍し、煮直すかレンジで解凍する。ただし、葛で作ったちまきは水分が多く、日持ちしないので、できるだけ早く消費する方がよい。
栄養 主成分は炭水化物。タンパク質をわずかに含む。