e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

調味料
及び
香辛料類

ナツメグ/ニクズク

ナツメグ

この食材のレシピ

分類 ニクズク科ニクズク属
原産地 東インド諸島、モルッカ諸島(インドネシア)
学名 Myristica fragrans Houtt.(1744)
外国語名 nutmeg (英)、muscade (仏)、肉荳蔲 (中;Roudoukou)
別名 ニクズク、肉荳蔲
歴史背景 ナツメグは、クローブ、コショウなどとともにヨーロッパの一部の国が貿易を独占した時代もあったが、肉や魚の臭み消しにとどまらず、肉にあうさわやかな甘い香りを持つことから次第に世界中に多量に広まり、安価となった。
伝来 6世紀ごろにはアラビア人によりヨーロッパに持ち込まれていたと推定される。我が国には19世紀半ばに長崎へ伝わったと言われる。
時期 通年
国内分布 モルッカ諸島、グレナダ島西(インド諸島)、セイロン島
特徴 アンズ果実に似た実をつける。熟すと果実は裂け、鮮赤色の皮(仮種皮)に包まれた黒褐色の種子が見える。この仮種皮を乾燥させたものが「メース」、種子を乾燥させ、割って取り出した仁がナツメグである。甘い芳香とまろやかな苦みがある。
料理名 ハンバーグ、ビーフシチューなどの牛肉料理、ナツメグチャイ(ナツメグ入りミルクティー)
調理法 ひき肉料理の加熱前の下ごしらえに用いたり、カレーのスパイスとして加えたり、クッキーやケーキなどの菓子類に利用する。
加工品 ハム、ソーセージ、ウスターソースの材料
選び方 香りが飛びやすいので、新しい物を選ぶ。
保存方法 湿度の低い暗所で保存する。
栄養 香りのもととなる精油が多い。カンフェン、ピネン、ミリスチシンなどが含まれる。主成分はミリスチシンである。漢方では胃腸に効くとされる。