e食材辞典

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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

豆類

ベニバナインゲン

ベニバナインゲン

分類 マメ科インゲンマメ属
原産地 メキシコ周辺の高原地域
学名 Phaseolus coccineus
外国語名 runner bean, scarlet runner bean (英)
別名 ハナマメ(花豆)、ハナササゲ
由来 和名のベニバナインゲン、英語のscarlet runner beanいずれも花の色(濃い紅色)に由来する。
歴史背景 原産地では古くから栽培されていたと推定され、北米、南米に広まったと考えられる。17世紀頃にヨーロッパに導入された。我が国には江戸時代末期に伝わったが、食用栽培は明治になってから、本格的な栽培は大正になってからである。
伝来 江戸時代末期にオランダ人によって伝えられたとされる。花が大きくきれいなため当初は観賞用とされた。
国内分布 北海道、長野、群馬、山梨など。北海道が9割近くを占める。
特徴 花の色は鮮やかな濃い紅色(緋色)か白色。大きな花を長く咲かせるので「花豆」ともよぶ。豆(種子)はインゲンマメよりも肉厚で大きい。豆の色は、緋色花品種では赤紫色地に黒色の斑点が入り「紫花豆」、白花品種では白色となることから「白花豆」とよばれる。日本では完熟した豆を用いるのが一般的だが、若いサヤはサヤインゲンと同様に野菜として用いる。モロッコインゲンや軽井沢インゲンとして市販されているのはこれである。
料理名 煮豆、甘納豆、餡、ポタージュスープ など
加工品 煮豆缶詰、甘納豆
保存方法 乾燥した豆は湿気を防いで、密封容器で保存する。
栄養 種子としての豆には、タンパク質と炭水化物(デンプン)や食物繊維が多い。カリウム、カルシウム、ビタミンB群を含む。