e食材辞典

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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

種実類

カシューナッツ

カシューナッツ

この食材のレシピ

分類 ウルシ科アナカルディウム属
原産地 ブラジル
学名 Anacardium occidantale
外国語名 cashew nut, cashew (英)、anacarde, noix cashew, noix de cajou (仏)、腰果(ヤオクォ) (中)
別名 勾玉の実
由来 ポルトガル語のCajuが語源
歴史背景 カシューはブラジル原産で、現在は西インド諸島、中米および南米に広まった。1590年頃ポルトガル人がインドや東アフリカに伝え、その後大陸に広まった。果実部は勾玉状で、その中に食用となる仁がある。
時期 2月から5月(インド)、加工品は通年。
国内分布 インド、ブラジル、タンザニア、モザンビーク。多くは脱穀、脱皮の技術上の問題や加工設備の郡合から穀付きのまま加工国インドへ輸出している。インドは独自の脱殻方法を用いて世界最大の生産・輸出国である。近年ベトナムの生産も増えている。
特徴 果実の花托部分はカシューアップルと呼ばれ、多汁でブラジルでは生食、または発酵させて酒をつくる。カシューアップルの先端にできる長さ2.5m程度の腎臓状の果実の内部に仁がある。仁は勾玉状で、特有の風味や芳香がある。オイルロースト(フライ)し、味付けしたものが市販されている。
下処理 一般に市販されているものは、おつまみ用にローストして塩がふってあるが、料理には、生のカシューナッツを煎ったり揚げてから用いる。
料理名 鶏肉とカシューナッツの炒め物、カシューナッツとほうれん草の炒め物、カシューナッツと小えびの炒め物、白身魚のカシューナッツ揚げ、カシューナッツとさやいんげんのサラダ
調理法 焙煎して酒のつまみとするほか、製菓材料とする。また、中華料理では、きつね色に香ばしく揚げてから鶏肉やニンニクの芽などといっしょに炒め物にする。また、ほのかな甘みを生かしてサラダにするとおいしい。あらく刻んだり砕いたりして、フライ衣にも。
加工品 ウルシ科であるため生では刺激物質が含まれているため焙煎している。
選び方 湿気を含んだり油脂が酸化すると香りが悪くなる。缶詰めやしっかり密閉された包装のものを選ぶ。賞味期限をよく見て購入する。
保存方法 高温や日光が酸化の原因になるので光に当てないように密閉された容器に入れ、冷蔵庫で保存。3カ月以上長期保存する場合は冷凍庫へ。
栄養 脂質含量が高く、そのうちの6割近くが一価不飽和脂肪酸のオレイン酸である。また、タンパク質、ビタミンB1も多く含んでいる。