e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

野菜類

ヨモギ

ヨモギ

この食材のレシピ

分類 キク科ヨモギ属
原産地 本州、九州、四国、朝鮮半島、小笠原諸島
学名 Artemisia princeps Pamp.
外国語名 Yomogi, Japanese mugwort
別名 モチグサ、ヨモギ菜
由来 「よ」は益々を意味する弥(いや・いよ)あるいはよく(善)から、「も」は燃えるまたは萌えるから、「ぎ」は茎のある立草の意味からと言う。「よく燃える草」または「いよいよ萌え茂った草」の意味となる。
歴史背景 万葉集にも読まれ、古くから邪気を払う薬草として知られている。また、端午の節句にショウブとともに軒下につるしたり、風呂に入れたりしてきた。
伝来 日本在来種
時期 春、乾燥品は通年
国内分布 各地の山野に自生する。薬用として新潟、和歌山、京都で栽培されている。
特徴 各地の山野に自生するキク科の多年草。葉はキクに似ており、裏面に白毛を密生する。山菜として草もちにする他、乾燥させて用いる。葉裏の毛を集めたものがお灸のもぐさとなる。また、乾燥品は「艾葉(がいよう)」とよばれ漢方薬にも利用される。沖縄産は香りが高く「フーチバー」とよばれる。
下処理 収穫後、ていねいに洗い、塩を少し加えた沸騰でゆでる。冷水にとってさますとアクが抜け、きれいな緑色になる。
料理名 草もち、天ぷら、汁の実、おひたし、ごま和え、油炒め、フーチバージューシー(沖縄)
調理法 ゆでる、揚げる、煮るなど
加工品 乾燥品、ヨモギ茶、草もち、草団子、もぐさ、漢方薬
選び方 早春の若芽を摘む。葉の軟らかいものがよい。
保存方法 ゆでた物を冷凍保存。ゆでた後、陰干しし、天日で乾燥させると保存性は拡大する。
栄養 β-カロテン、食物繊維が多い。カリウム、カルシウム、リン、鉄、ビタミンB1、B2、C、E、Kなどが含まれている。抗酸化作用のあるポリフェノールを含む。独特の芳香はシネオールとアフタシンによるもので抗菌、消炎などの働きを持つとされている。