e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
毎日のお買い物や献立づくりに役立つ情報が満載です。

食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

野菜類

アイスプラント

アイスプラント

分類 ハマミズナ科メセンブリアンテマ属
原産地 南アフリカ、ナミブ砂漠とされる。
学名 Mesembryanthemum crystallinum
外国語名 common ice plant, crystalline iceplant (英)、ficoïde glaciale (仏)
由来 表面に塩を隔離する細胞があり、これが氷粒のように見えて表面が凍っているように感じることからとされる。
歴史背景 ヨーロッパではフランス料理の食材として定着している。日本では、佐賀大学が導入して以降、JAさが管内で試験栽培され、2006(平成18)年に市場出荷が始まった後、全国各地に栽培が広まっている。
伝来 1985年に佐賀大学農学部が有明海沿岸の塩害対策に利用するために導入したのがはじまりとされる。
時期 通年。11月~6月頃に多い。
国内分布 佐賀、静岡、埼玉、千葉、福島、東京 など
特徴 葉や茎の表面に氷の結晶のような粒がみられる。これは、プラッター細胞と呼ばれ、カリウム、マグネシウムなど土壌から吸収した塩(ミネラル)を蓄える葉の一種である。このため、食べるとプチプチ、シャキシャキした食感があり、ほのかに塩気を感じる。また、青菜のような青臭さはなく、歯切れもよい。各地でブランド化されて様々なネーミングがなされている。
料理名 サラダ、おひたし、マリネ など
保存方法 乾燥を防ぐためにポリ袋に入れ、野菜室で保存。数日で使い切るようにする。
栄養 β-カロテンや食物繊維を含む。疲労回復作用のあるリンゴ酸やクエン酸、中性脂肪増加の抑制作用を持つミオイノシトール、血糖低下作用のあるビニトールなどの機能性成分があると言われるが、摂取量からみると大きな機能は期待できない。