e食材辞典

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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

果実類

カボス

カボス

この食材のレシピ

分類 ミカン科ミカン属
原産地 日本
学名 Citrus sphaerocarpa hort. Ex Tanaka
外国語名 kabosu (英)
別名 青橙
由来 ダイダイの古名「かぶす」がなまったものと言われている。香母酢とも書くが、香りが良く酸味があることの当て字。
歴史背景 300年以上前より食酢あるいは薬用として利用されてきた。江戸時代の料理書「精進献立集」によれば和え物の材料にも用いられていた。
伝来 不明な点が多いとされるが、大分県臼杵市には1695年(元禄8年)に宗玄という医師が京都で僧侶からもらって持ち帰ったという説がある。
時期 通年あるが、9~10月が最盛期。2~5月は出回り量が少ない。
国内分布 大分
特徴 糖含量が低く、酸含量の高い「香酸かんきつ」の一つ。大分県特産で、熟すと鮮黄色となるが、酸味と香りが落ちるので、通常は緑果のうちに収穫して利用される。種子が多い。すだちよりひと回り大きい。最盛期の 9月~10月は酸味・香りとも強く、果汁は12月が最も多い。
品種名 豊のミドリ、大分1号、祖母の香、香美の川
黄カボス(ゴールデンカボス、完熟カボス)として上記の4系統を11月まで樹上に成らせて、黄橙色に着色してから収穫したもの。
料理名 ふぐ料理
調理法 酸味に富む果汁を搾って、ちり鍋やさしみなどに用いる。
加工品 果汁、飲料、果実酢、ドレッシング、ジャム、ゼリー、リキュール
選び方 緑が濃くつやのあるものが酸味、香りともによい。
保存方法 ポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫へ入れる。温度が高いと急速に品質低下し、色が悪くなる。
栄養 糖類は2~4%と非常に低く、有機酸は4~6%あり、このうちの85%がクエン酸である。カボスの果汁100ml中には24.8~49.0㎎の還元型ビタミンCを含む。