e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
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食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

果実類

パインアップル/パイナップル

パインアップル/パイナップル

この食材のレシピ

分類 パイナップル科アナナス属
原産地 熱帯アメリカ
学名 Ananas comosus
外国語名 Pineapple (英)、Ananas (仏)
別名 鳳梨
由来 果実の形が松かさに、味がリンゴに似ているのでパイン(松)+アップルと名付けられた。
歴史背景 ブラジルで、先住民により果物として栽培されたといわれ、15世紀末にヨーロッパ人が新大陸へ到達した際にはすでに世界に広まっていた。がコロンブスの探検隊などの活動により、さらに急速に広まり、アフリカ、アジアへ伝わっていったとされる。
伝来 日本へはオランダ船が長崎に持ち込んだとも、東京の父島に植えられたともいわれる。
時期 通年。量としては3~8月が多い。台湾産は5月、沖縄産は8~10月。
国内分布 大部分がフィリピン、他にハワイ、台湾、オーストラリア、マレーシアなど。国内では沖縄。
特徴 とげとげしい外見の中に、さわやかな酸味と甘みに富んだ黄色い果実がつまったフルーツ。タンパク質分解酵素ブロメラインを含むので、肉類の消化を助ける。食べたときに舌がピリピリするのはこの成分のせい。
品種名 カイエン、スパニッシュ、アパカシ、クイーン、モーリシャス、沖縄1号、沖縄4号、スナックパイン
下処理 生食する場合は、縦に六つ割にして皮にそって包丁を入れ、つぎに芯にそって包丁を入れ、果肉を食べやすく切る。
料理名 酢豚、ビーフシチュー、豚の煮込み、ハムステーキハワイアン、ハンバーグなど肉料理のソース、フルーツパフェ、シャーベット、サンドイッチ、チャーハンなどに。皮を厚めにむき、レモン汁を振りかけウイスキーをたらして酒肴に。
調理法 生食、ジュース、肉料理のつけ合わせなどに。
加工品 ジュース、缶詰、ビネガー、ジャム、プレザーブ、ジェリー、果実酒、ドライフルーツ
選び方 皮が黄橙色となり、色づきがよく、葉がピンとしているものが良品で、赤くなったものは熟しすぎ。亀甲部の部分の下から三つ目ぐらいのところまで色づいてきたものが食べ頃。すぐに食べるなら匂いのしているものを、2~3日後に食べるのなら匂いのしていないものを選ぶとよい。
保存方法 未熟果は、低温障害を起こすので10~15℃で保存。完熟果は7~8℃で保存すると比較的長くおける。カットしたものは冷蔵保存し、できるだけはやく食べるのがよい。
栄養 ビタミンCや食物繊維、クエン酸を含む。
備考 タンパク質分解酵素「ブロメライン」を含むので、肉をつけ込むと軟らかくすることができる。しかし、ゼラチンでゼリーを作るときは、この酵素が失活した缶詰か加熱したものを用いないと固まらない。