e食材辞典

660以上の食材を収録!
新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
毎日のお買い物や献立づくりに役立つ情報が満載です。

食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

果実類

レモン

レモン

この食材のレシピ

分類 ミカン科キトルス属
原産地 インド北部
学名 Citrus limon
外国語名 lemon (英)、ctron (仏)
由来 英語のlemonから。ヒンズー語のlimbuがアラビアからヨーロッパへ移る時に変化したと言われる。
歴史背景 インドからスペイン、イタリアに伝わり、地中海沿岸で栽培が盛んに行われるようになったといわれる。また、アメリカにも伝えられ、カルフォルニアに大産地が形成された。
伝来 日本には明治8年に伝わったが、本格的に栽培されるようになったのは大正時代の最初ごろから。
時期 輸入品は通年。国産レモンの旬は12~1月だが、露地栽培、ハウス栽培、貯蔵でほぼ通年供給できるようになっている。
国内分布 広島、愛媛、和歌山 など。輸入品はアメリカ(カルフォルニア)、南アフリカ、チリなど。
特徴 酸味が強いため生食には向かないが、さわやかな果汁が世界中で利用されている柑橘。清涼飲料水に利用したり、料理やお菓子にも使われる。果皮が黄色いレモンが最も多いが、国産のレモンでは緑色のものもある。
品種名 ユーレカ、リスボン、ビラフランカ、ベルナ
下処理 皮をすりおろす場合は、黄色い外側の部分だけを使い、苦味がでる白い部分は捨てる。果汁を取る場合、新鮮なレモンは絞りにくいが、丸ごと台で転がすか手で少し押して中身をやわらかくくずしてから絞ると、よく取れる。
料理名 飲み物(紅茶、カクテル、ジュース、レモネード)、フルーツケーキ、レモンパイ、ステーキなどのソース、鶏のレモン焼き
調理法 レモンはすっきりとしたさわやかな香りと酸味を楽しむ素材。果汁(酢よりも酸味がやわらかいので、酢の代わりになる)や皮(さわやかな香りは皮のほうが強い)は料理やデザート、ドリンクに風味を添えたり、材料のくさみを消したりに使う。また材料の変色を防いだり、下味をつけるなどの役目もする。果汁は基本的な酸味料としてタレやソース、ドレッシング、酢の物などに幅広く利用し、料理の味を引き立てる隠し味や、料理のアク止め、香りづけとしても利用できる。皮は主に香りづけに用い、すりおろして調味料に、切ってパンやケーキに、輪切りにして紅茶やカクテルに。
加工品 レモン酢、レモンピール、砂糖煮、レモンオイル
選び方 形がととのい、色むらがなくてつやがあり、重みがあり、皮の薄いものが良品。花落ちちの部分が変色しているものは避ける。
保存方法 輸入レモンはワックス処理されているのでしおれにくいが、乾燥しないようポリ袋に入れて保存する。切断面はラップで乾燥しないように覆う。
栄養 酸味はクエン酸による。ビタミンCが多い。
備考 レモンの爽やかさをボーイッシュな女性に例えることがあるが、よいイメージに例えるのは日本独自の習慣。欧米で「レモンのよう」というと、魅力のない人やまぬけ、または欠陥品、出来そこないといった悪いイメージになる。